神社仏閣を参拝した証としていただく御朱印は、寺社名や祭神・本尊の名前を墨書きして朱印を押してくれるもの。参拝した日付が入るため旅の記念になることもあり、根強い人気がありますよね。
最近は寺社以外でも、御朱印に似せたさまざまな参拝記念印が流行中です!
- お城でもらえる「御城印」
- フェリーでもらえる「御船印」
- 水族館でもらえる「御魚印」
- 本屋でもらえる「御書印」などなど
空港でも、”空の御朱印”として「御翔印(ごしょういん)」という記念印が登場しているのをご存知でしょうか。
この記事では、四国の空港ではどんな御翔印が購入できるのか、実際に購入した御翔印もご紹介します。これから旅行に行く方、空港に行く予定がある方はぜひ参考にしてみてくださいね。
御翔印はJALが展開する地域活性化プロジェクト
(画像出典:JALプレスリリース)
御翔印はJAL(日本航空株式会社)が展開しているプロジェクト。御翔印を通じて地域の交流人口増加を目指し、地域活性化につなげるのが目的です。
空港によって描かれる飛行機の配置など細かいデザインに違いがあり、集めたくなる工夫がありますね。お遍路の札所のように「第○番」という印があるのも面白い!
また、筆跡も空港によって違うのがポイント。
御翔印の文字は、空港の所在地ごとに「ふるさとの”わ”」の各都道府県のメンバーが手書きしたものを印字しています。そのため、印刷されたものですが温かみが感じられますね。
「ゆくゆくは世界にも広げたい」とのことで、今後の展開も楽しみですね。
御翔印が買える空港一覧
御翔印は2022年9月23日に第一弾が登場し、以下の11空港で販売されています。
新千歳空港(札幌)・東京国際空港(羽田)・新潟空港・中部国際空港(名古屋)・大阪国際空港(伊丹)・徳島阿波おどり空港・高松空港・高知龍馬空港・松山空港・福岡空港・那覇空港(沖縄)
当初4000枚用意された御翔印ですが、場所によっては一週間で完売するほどの人気となりました!
何度も増版されているほど好評なこともあり、2023年3月18日からは第二弾として以下の27空港でも販売が開始されました。
釧路、女満別、函館、旭川、帯広、札幌(丘珠)、青森、三沢、秋田、花巻、仙台、山形、成田、小松、関西、南紀白浜、但馬、岡山、出雲、広島、山口宇部、北九州、大分、長崎、熊本、宮崎、鹿児島
2023年6月現在、全国38の空港で販売されています。
御翔印のもらい方は?
御朱印の場合、寺社に参拝して境内等にある社務所や授与所を訪問して浄書していただきますよね。
では、御翔印はというと…??
御翔印は御朱印っぽい見た目ではありますが、あくまでも”御朱印風”に空港名を書いて印刷されている紙なので、空港内の売店などで販売されています。
お土産物などと一緒に並んでいるので、自分で手に取ってレジへGO!驚くほど気軽に購入できるので、見かけたら手に取ってみてくださいね。
事前に帳面などを用意していなくても
余裕で買えます!
【重要】御朱印と混同しないで!
御朱印といえば、浄書していただくための御朱印帳がつきものですね。
ここ数年はコロナ禍で御朱印帳への記帳ではなく、事前に和紙等に浄書してある「書置き御朱印」を頒布する寺社や印刷の御朱印も増えています。
御朱印はあくまでも「参拝の証」であり、お守りやお札のように祈祷されているわけではありません。
とはいえ、書置きでも印刷されたものでも、そこに寺社の朱印が押されているなら丁重に扱うべき…と思うのですが、御翔印に限らず、”御朱印風”の記念印を寺社の御朱印帳に一緒に貼ってしまう方もいるようで…。
こうした”○○印”を貼ってある御朱印帳を見て、「これに書くのはさすがに抵抗がある」という寺社の方の嘆きもまれに見かけます。
やはり御朱印はスタンプラリーではないので、ここは厳に分けるべきではないでしょうか。
混同した御朱印帳では浄書を
断られる場合もあるよ!
御翔印帳があるよ!
(画像出典:JALショッピング)
じゃあ御翔印はどうやって保管するのさ(憤怒)っていうと、御翔印を保管するための専用の御翔印帳がありますよ!
黒とえんじ色の2色あり、どちらも渋いカラーにゴールドの鶴丸が映えてかっこいい✨めちゃめちゃ悩んだ結果、黒を購入しました。
御翔印帳はポケットファイル形式なので、のり付けする必要もなくお手軽に収納できます。御翔印の他に飛行機のチケットや旅の思い出の写真やパンフレットなどと一緒に保管できますよ。
御翔印帳は2000円とまあまあのお値段なので、ちょっと手が出ない…という場合は、百均などで葉書ホルダーくらいの大きさのファイルを購入して保管してみてはいかがでしょうか。
葉書ホルダーは書置き御朱印の
保管にも便利です!
御翔印は空港でしか購入できませんが、御翔印帳はネット通販も可能。JALの公式オンラインショッピングサイト「JALショッピング」をチェックしてみてくださいね。
御翔印の価格は?
御朱印は頒布する寺社によって納める額が異なりますが、御翔印は全国一律価格です。
四国で入手できる御翔印
四国では四国四県それぞれの空港で販売されています。
- 松山空港
- 高松空港
- 高知空港(高知龍馬空港)
- 徳島空港(徳島阿波おどり空港)
御翔印は飛行機に乗らなくても購入できるので、空港に行ったときには売店をチェックしてみてくださいね。
御翔印コレクション
私は四国(何なら徳島)からほぼ出ないので、個人的には御翔印はちょっと集めにくいんですが…。数少ない機会で集めた御翔印をご紹介します。
高知空港の御翔印
高知空港がファースト御翔印です。
送迎のためにたまたま行った高知空港で探してみたらありました!高知空港は「第八番」、ど真ん中に飛行機が描かれています。
高知空港へのアクセス
高知空港からJR高知駅までは約15km、車で30分程度です。
高知空港の駐車場
高知空港には1000台以上収容可能な駐車場があり、24時間入出庫できます。
駐車料金は30分まで無料で、30分以降は60分まで100円、90分まで200円となっています。(ともに普通車の場合)
徳島空港の御翔印
こちらも送迎のために行ったときに購入。
徳島空港は「第十六番」で、印の下に飛行機が大きく描かれていました。番号は連番ではないようですが、何か意味があるのかな…?
徳島空港へのアクセス
徳島空港からJR徳島駅までは約14km、車で25分程度です。
空港からリムジンバスも利用可能で、料金は600円、所用時間は約30分です。
徳島空港の駐車場
徳島空港には700台以上収容可能な駐車場があり、24時間入出庫できます。
駐車料金は60分まで無料で、120分まで300円、以降は60分ごとに150円となっています。(ともに普通車の場合)
24時間の利用の上限額は600円となっているので、長期間の利用でも安心ですね。
御翔印の注意点
御朱印と混同しないことのほか、御翔印を集めるうえでの注意点的なことも書き添えておきますね。
とくに「日付が入らない」のは事前に
知っておくべき…!
日付は入らない
御朱印はほとんどの場合、参拝した日付が入りますが御翔印には入りません。
御翔印は空港で販売されているという特性から「旅の記念に…」と思って購入する方が多いと思いますが、日付が入らないのは旅行の記念としてはちょっと微妙かもしれませんね。。。
ただ、御翔印は1枚1枚ビニール袋に入った状態で空港の売店で販売されています。
それをレジで店員さんが袋を開けてスタンプを押してまた袋に入れて…という工程は、現実的に考えてなかなか難しいですよね。
なので、御翔印は御翔印帳に飛行機のチケットなど旅の思い出と一緒にファイリングするのがおすすめです!
集めても御利益はない
そもそも御朱印にもとくに御利益はないと思いますが(祈祷されているわけでもないし)、御翔印にも当然ありません。
旅行の記念品として購入して、スタンプラリーの亜種として楽しく集めましょう。