冠纓(かんえい)神社はJR高松駅から車で30分ほどの場所、高松市の南部にある神社。
縁結びの神さまとして女性に人気があり、高松きってのパワースポットといわれています✨香川県では金刀比羅宮に次いで由緒ある神社といわれ、長い歴史がある神社ですが境内は意外と御利益もりもりのテーマパーク系神社です。
冠纓神社はカラフルでかわいい御朱印も人気で、境内社の安倍晴明神社と龍王神社の御朱印もあり、全部で3社分いただけます😆
冠纓神社へのアクセス
- JR高松駅から車で30分
- 高松空港から車で5分
国道193号線から県道13号線に入ると冠纓神社の看板があります。
裏参道は道路沿いに鳥居があってわかりやすいですが、表参道は入り口がわかりにくかったです。表参道は60段ほどの石段を登るので足腰に自信がない場合はフラットな裏参道からのアクセスがおすすめです。
冠纓神社の駐車場
表参道、裏参道ともに参拝者が無料で利用できる駐車場があります(合計100台)。
公共交通機関でのアクセス
最寄り駅からはかなり距離があるため、車以外で行く場合は円座駅からタクシー又はバス利用がおすすめです。
- ことでん琴平線円座駅から5.6km
- JR高松駅からことでんバス高松空港行きに乗車し「香南支所」バス停で下車、徒歩2分
冠纓神社の御朱印
冠纓神社は拝殿の手前に授与所があり、そこで書いていただけます。ご不在の場合は書置きの御朱印をいただくか、宮司さん宅に電話して来ていただくこともできます。
社務所受付時間
冠纓神社の授与所は受付時間が短めで、基本的に無人です。
10:00~15:00まで、午後は14:00~
限定御朱印も!
冠纓神社では3月3日のひな祭りに限定御朱印がいただけるそうです。1日限定なので私はなかなか行けないのですが、3月初めに参拝予定がある方は要チェックですよ🤗
その他、7月7日も七夕限定御朱印があるようです。
冠纓神社について
861年(貞観3年)、讃岐巡礼中の円珍が井原庄に着いた時、鳩峰大自在王菩薩が現われて井原庄を鎮護すると云った。このため円珍はこの地の里人の力を借りて、宝蔵寺を建てた。1357年、細川頼之が厚く保護・尊崇し京都石清水八幡宮の冠纓を奉納した。このことから冠尾(かむりお、またはかむろ)八幡宮と呼ばれるようになり、後に冠纓神社となる。現在も地元の人は「かむろ」と呼んでいる。以後も細川氏による信仰・保護を受け、細川氏が衰えた後も由佐氏がこれを引き継いだ。後に讃岐国を支配した生駒親正や松平頼重も社領の寄進をするなど当社を保護している。
明治に入ると郷社に列格し、1907年、神饌幣帛料供進神社にも指定されている。1918年には県社に昇格した。1970年、獅子舞に使用される大獅子が県の有形民俗文化財に指定される。1977年、古来よりの自然が残る鎮守の森が香川県自然記念物に指定された。1982年、万葉集天治本が発見され、重要文化財に指定された。(Wikipedia冠纓神社より引用)
冠纓神社は「さぬき十五社」のひとつ(第7番)で、香南町の氏神さまとして親しまれています。もとは「冠尾(かむりお・かむろ)八幡宮」と呼ばれ、現在も地元の方には「かむろさん」と呼ばれています。
貞観3年(861年)に讃岐を巡礼中の円珍が宝蔵寺を建立したことが冠纓神社の始まり。
社名の「冠纓(かんえい)」は聞きなれないフレーズですが、細川頼之が1357年に石清水八幡宮の冠纓(かんむりの紐)を奉納したことが由来です。
細川頼之は冠纓神社を崇敬し、戦の前には必ず戦勝祈願に訪れたといわれています。細川氏が衰退した後も生駒氏や高松藩の初代藩主・松平頼重公からの崇敬が篤く、たびたび寄進を受けて保護されてきました。
冠纓神社の御祭神
冠纓神社の御祭神は応神天皇、足仲彦命(タラシナカツヒコノミコト)、息長足媛命(オキナガタラシヒメノミコト)の三柱。
- 足仲彦命→仲哀(ちゅうあい)天皇
- 息長足媛命→神功(じんぐう)皇后
冠纓神社の御利益
冠纓神社の御利益は縁結びがいちばん有名で、縁結びのパワースポットとして人気があります。
縁結び以外にも大きな楠の御神木には立身出世・勝運の御利益があり、境内には目の神さまをお祀りしていることから眼病予防の御利益もあります。
境内には御利益スポットがたくさんあるので、順路に沿ってくまなく周りましょう😆
この水は飲用は不可ですが、キャップを開けて神棚や玄関などにお祀りすると水神さまが家を清めてくれる御利益があります。
冠纓神社の見どころ
冠纓神社で個人的に気になる&おすすめの見どころを写真つきでご紹介します!参拝される前にチェックして参考になさってくださいね。
古代から残る鎮守の森
冠纓神社の鎮守の森には昔のままの原生林が残り、香川県の自然記念物に指定されています。こちらは表参道側の様子。遠くに見える注連柱から一の鳥居、二の鳥居と続いている長い参道があります。
なだらかな石段沿いにはずらっと奉納された灯籠が並び、両サイドは鬱蒼とした木に囲まれていて森の中にあるのがよくわかりますね。
縁結びの神さま「龍王神社」
拝殿の右手にあるのが縁結びの御利益がある龍王神社です。ハートの扁額?がかわいいですね💕社殿はコンパクトですが、社頭には縁結びのお守りやおみくじなどがたくさん並んでいて、女子歓喜なスポット。
「成就みくじ」は恋愛に特化したおみくじで、ひとつひとつ着物の柄やリボンの色が違うのがかわいい🥰
▼持ち帰ったおみくじの整理に便利!▼
龍王神社にある2つの御利益スポット
龍王神社の奥にある「男石・女石」は石の間を8の字に周ると恋愛成就の御利益があるとか。写真は女石だけで、男石は隣にあります💦
龍王神社の前にある「願い石・叶い石」は石を撫でながら願いごとをするとひとつだけ叶えてくれるといわれています。手触りがスベスベでさわり心地がよかったです👍
安倍晴明ゆかりの地!
冠纓神社の境内には安倍晴明を祀った安倍晴明神社があります。
晴明は讃岐生まれという説があり、冠纓神社で神主をしていたといわれています。冠纓神社の周辺には晴明の館跡や墓といわれる史跡もあるそうです😲
御力巡り
冠纓神社では拝殿と本殿の間をくぐり抜けるという珍しい体験ができます。ほとんどの神社では御本殿の近くには立ち寄れませんよね。
そんなレアスポットが「御力(みりょく)巡り」と書かれたこの場所✨御力巡りで神さまの力をいただいて、百幸千福を招く御利益があります。
境内社いろいろ
冠纓神社の境内はけっこう広くて、摂社・末社が点在しています。御祭神や地域にゆかりが深い神さまがお祀りされているので、できるだけこちらもお参りしましょう👏
一部をご紹介します💁♀️
厳島神社
御力巡りをぬけると、右手に「たぐり神さん」と書かれた厳島神社があります。裏参道側の大きな池に浮かぶ小さな神社で、お参りすると風邪予防の御利益があります。
白鳥神社
社殿の裏側には日本武尊(ヤマトタケルノミコト)をお祀りした白鳥神社もあります。800年ほど前に東かがわ市の白鳥神社が火災にあったとき、御幣が冠纓神社に飛んできたという言い伝えがあるそうです😲
清澄の鐘
自分のため・先祖のため・子孫のために3回鐘を鳴らす「清澄(せいちょう)の鐘」。鐘を鳴らすことで精神を落ち着け、学力向上の御利益があります。
樹齢800年の御神木
樹齢800年を超える大きな楠の御神木は根元から3つに分かれていて、大迫力!キングギドラ的な😆
この大木は「かむたま龍樟樹(りゅうしょうじゅ)」と呼ばれ、昔からこの木に祈る者は立身出世し、勝利、運が開けるといわれています。
神社発祥の地!?
冠纓神社は「神社発祥の地」といわれています。表参道の鳥居を上がった左手には謎の「地球新生神宮」と書かれたド派手なピンク色の看板があり、奥には巨石と地神塔が祀られていて、もとは「地神社」という名前でした。
ここが冠纓神社でいちばんのパワースポットという噂なので、スピリチュアル派な方はぜひ行ってみてください✨あまり立ち入る人がいないためか、夏場は蜘蛛の巣がいっぱいなのでご注意を💦
まとめ
冠纓神社は広い境内に御利益いっぱいの楽しい神社でした。縁結びのパワースポットとして有名なので、縁結びを願う方にはおすすめです。
高松市の中心部からはやや離れていますが、高松空港のすぐ近くなので飛行機で高松に行くなら立ち寄りやすいです。
カラフルでかわいい御朱印をいただきに、ぜひ参拝してみてくださいね。