神社やお寺を参拝したとき、気になるのがお守りやおみくじなどの授与品じゃないでしょうか。
お参りのあと、御朱印を書いていただく待ち時間などには『授与所にどんなものが並んでいるのかな?』ってついつい見てしまいませんか?🤗
最近は神社仏閣オリジナルの授与品もデザイン性が高くて、凝ったものやかわいいものなど種類もたくさん。これから徳島の神社仏閣を参拝する方、どこにどんなものがあるのか気になりますよね。
このページでは、徳島県内の神社仏閣で授与されているお守りやおみくじ、授与品からかわいいもの・おすすめしたいものを厳選してご紹介します!
あくまでも独断と偏見によるチョイスなので、ご参考までに。随時追加していきます。
眉山天神社
徳島の神社といえば、眉山天神社!美麗な月替わり御朱印は徳島県内でダントツ人気、さらにJR徳島駅から徒歩10分程度というアクセスの良さもポイント。
すぐお隣は徳島の伝統芸能「阿波踊り」を毎日見学できる阿波おどり会館、眉山山頂に楽々行ける眉山ロープウェイ乗り場もあり、観光スポットとしても優秀です✨
眉山天神社は菅原道真公が御祭神なので、「合格祈願の神さま」として有名です。授与品には合格祈願のお守りやえんぴつ、絵馬などがありますが、”合格祈願”は自分自身や家族・身内などが受験生じゃないとあまり縁がないものなので、今回は別のジャンルをご紹介します🙇♀️
かわいい姫みくじ
眉山天神社の境内にある「姫宮神社」は縁結びのパワースポットとして有名。姫宮神社周辺はハートがいっぱい、かわいいインスタ映えスポットです♡
かわいい神社のかわいいおみくじ「姫みくじ」、いかがですか🤗姫みくじは着物のような変わった形の台紙で、折りたたまれた状態になっています。華やかな和柄はひとつずつ微妙に違っていて、ピンク、ブルー、イエローの3色からお好きな色を選べますよ。
開くと「姫度」「運勢」や「運命の殿方」などの項目があり、一般的なおみくじより内容が濃いめで楽しめます!女子グループだとめっちゃ盛り上がりそう。
”たぬき”のお守り
- 表
- 裏
眉山天神社の境内にお祀りされている「九人(くにん)大明神」は9人兄弟の狸の神さま。お狸さんは「他抜き(たぬき)」に通じることから、商売繁盛や勝負運UPなどの御利益があります。
表は普通のお札っぽいデザインでシンプルなんですが、裏返すと…かわいい狸さんがいるんです!
自分で完成させるお守り!
2020年12月から新登場したこちらのお守り、「叶守(かないまもり)」といいます。一見普通のお守りですが、所願成就の御祈祷済みの木札に自分で願いごとを書いて完成させる、ちょっとかわったお守りなんです!
お守りのヒモの色は紫とベージュの2色、木札の色は黄色、ピンク、赤の3色から選べます。
天神社らしい梅の紋ですが、寒色なので老若男女問わず持てそうですね。
姫宮さんの「良縁成就」お守り
境内社の姫宮神社は「縁結びの神さま」として知られ、ハートがいっぱいのかわいい神社。
「良縁成就」のお守りもあります。
本来の”縁結び”は男女の縁だけでなく、親子や夫婦、主従(仕事)まで幅広く人間関係を指すものだとか。
「縁結び」と似た言葉で「良縁祈願(良縁成就)」というものがありますが、
- 縁結び=現在の縁をより強固にする
- 良縁祈願=新しい縁(出会い)を求める
という違いがあるそうです。
すでにパートナーがいるのに、よりよいお相手とめぐりあいたい…と欲張って良縁祈願をすると、縁結びの神さまに怒られるのでご注意ください😂
パートナー的な縁は間に合ってるので、仕事系の人間関係での良縁に恵まれますように。
王子神社
王子神社は徳島市のやや南部、徳島県立文化の森総合公園内にある神社。「猫神さん」として親しまれ、境内には招き猫がいっぱいの猫好きにはたまらない神社です。
授与品もかわいい猫モチーフがいっぱいですよ♡
かわいすぎるお守り
- 表は普通
- 裏は全面猫フェイス!
王子神社はお守りの種類はたくさんあるので、どれにしようか迷うときはこちらがおすすめ。「身守」は総合的なお守りなので、幅広いお願いごとに有効です。
財布などに入れて持ち歩けるコンパクトなサイズ(3cm×5cmくらい)で、裏側が超絶かわいい🥰色は5色くらいあります。
ミニサイズがかわいい張り子の猫
王子神社の拝殿には大きな猫の張り子がありますが、あの子がそのままミニサイズになったかわいい張り子があるのを知っていますか?
手のひらサイズでこんなにコンパクト♡かわいいだけでなく安産・子守り・魔除けの御利益があり、自宅に神棚がない方がお札の代わりに受けることが多いそうです。
スマホに貼れる!スリムなお守り
2月22日の猫の日に登場した特別な印と同じデザインを採用したスリムなシールタイプのお守りが新登場!ひそかにお守りの形をしていて、スマホに貼るのにぴったりなほどよい大きさ、厚みもほとんど気になりません。
こちら「願い叶うシール守り」という名称なので、身守と同じく総合的なお守りと思われます。
★豆知識⇒このシールは吸盤みたいなものなので、くっつかなくなったときはシール面を水洗いすると吸着力が復活します。汚れがひどい場合は台所用洗剤を少しつけて洗うといいですよ。
お松大権現
「阿波の化け猫騒動」で飼い主のお松さん夫婦の無念をはらした正義の猫さま・三毛ちゃんをお祀りするお松大権現。こちらも王子神社と同じく「猫神さん」として親しまれ、境内はやっぱり招き猫だらけ。
かわいい猫モチーフの授与品もいっぱい♡
招き猫のおみくじ
境内に所せましと並ぶ招き猫はそこそこの大きさなので初穂料もそこそこしますが、こちらの小さな招き猫のおみくじなら気軽に持ち帰れますよ。
ミニサイズながら、ちゃんと人を招く「左手上げ」とお金を招く「右手上げ」があります!
猫のイラストがかわいいお守り
お守りも猫のかわいいデザインなので、猫好きな方ならどれにしようか迷ってしまうこと請け合い。お松大権現は勝負事の神さまなので、受験や合格祈願のお守りが多いですが、こちらの「心願守」なら老若男女問わず持てるのでは。
色は赤と青があります。
大麻比古神社
徳島県と淡路島の総産土神、大麻比古(おおあさひこ)神社は阿波国一の宮。厄除け・方除け、交通安全の神さまとして信仰されています。
「大麻」という社名から、麻は大麻比古神社にとって神聖なもの。授与品には麻でできたお守りなどもあります。
七転び八起きのダルマさん
大麻比古神社の授与品で個人的なお気に入りナンバーワンはこちらのダルマさん。付属の説明書きによると、
「大麻さま」は方除・厄除・開運の神様であります
不浄、悪魔祓いをして新しい生気を取り戻して再び起き上がるしるしとして古くから参拝者に授与しているのがこの「起き上がりだるま」であります
とのこと。起き上がり小法師のような、絶対に倒れない不屈のダルマさんです。
大小さまざまなサイズがありますが、大きさ的にも初穂料的にも気軽に受けることができるのが6号サイズと8号サイズかと思います。小さいサイズは授与所の前に並んでいるので、微妙に違う表情のダルマさんから好きなお顔を選べますよ。
写真は8号サイズ。
新たに6号サイズも授かりました😆左が8号、右が6号サイズです。
1号サイズ:600円
2号サイズ:800円
麻×藍染めのお守り
- 表
- 裏
大麻比古神社には以前から桐箱に入った麻のお守りがありましたが、今年から麻をさらに藍染めで染めたお守りが授与されています。
御神紋からもわかるように(この紋は麻の葉です)麻は大麻比古神社の御祭神とゆかりが深いうえ、魔除けの意味もあります。古代から天皇が即位するときには阿波国から麻の織物「あらたえ」が調進されるのが習わしで、平成から令和へのお代替わりのときにも木屋平で麻が作られ、宮内庁へ届けられました。
藍染めも古くからの徳島の伝統工芸。徳島の藍染職人がこのお守りのために特別に染めたものだそうで、お守りは「数量限定」となっていました。
徳島らしさが凝縮されたお守りですね✨
剣山本宮宝蔵石神社
標高1955m、徳島県最高峰&西日本で2番目に高い山剣山(つるぎさん)山頂に鎮座する剣山本宮宝蔵石(つるぎさんほんぐうほうぞうせき)神社。
基本的に土日祝日にしか授与所が開いていないので、御朱印やお守りを拝受するのは徳島で1番難易度が高いと思われます。
アマビエ様おみくじ
そんなハードウェイな宝蔵石神社でこれを見つけてしまったんです。インスタ等で見かけて気になっていたアマビエ様おみくじ。陶器製なので基本的に郵送は不可、自分で参拝して拝受する以外に受ける方法はないシロモノ。
全国的にも授与している寺社は数えるほどで、徳島ではここだけと思われます。ざっと見た感じ以下の寺社で授与していますが、なぜか宮城県と群馬県に多い印象。東海地方から関西、中国四国にはほとんどなさそうでした。
- 宮城県登米市:柳津虚空蔵尊
- 宮城県栗原市:櫻田山神社
- 宮城県仙台市:二柱神社
- 群馬県桐生市:宝徳寺
- 群馬県館林市:長良神社
- 神奈川県相模原市:氷川神社
- 福岡県北九州市:小倉八坂神社
- 佐賀県武雄市:武雄神社
- 長崎県諫早市:諫早神社
- 大分県臼杵市:臼杵八坂神社
余談ですが宮城県の櫻田山神社はお笑い芸人の狩野英孝さんのご実家の神社で、お正月はご本人に御朱印を書いていただけるとか…😲
・冠纓神社(香川県高松市)
・徳島県護国神社(徳島県徳島市) ※頒布終了
・廣田八幡神社(香川県高松市)
・三津厳島神社(愛媛県松山市)
快神社
徳島市南佐古七番町に鎮座する快(こころよし)神社はとてもコンパクトな神社ですが、カラフルな月替わり御朱印が人気で全国各地から参拝に訪れる人が多い隠れた人気スポット。
アマビエお守り
- 表
- 裏
疫病退散の御利益がある快(こころよし)神社ではアマビエの御朱印を頒布して人気となっています。2020年12月より、新たにアマビエのかわいいお守りも登場しました!
表はかわいいアマビエのイラスト、裏には社名と「疫病退散」の文字入りです。
色はピンクと緑があります。
アマビエおみくじ
剣山にあるのとは別タイプのアマビエ様おみくじも。ちょっと小ぶりで3色ありますが、オレンジは元から数が少ないので第一弾では頒布終了となっています。お正月の参拝時ではピンクとブルーも残りわずかでした。
こちら、人気があるため発注してもなかなか入荷(神社でも”発注””入荷”でいいんでしょうか😂)しないそうで、次回入荷があるとしても2~3か月後だそうです。。。
津峯神社
徳島県南部の阿南市津乃峰山山頂に鎮座する津峯(つのみね)神社は古事記にも日本書紀にも登場しない「賀志波比売神(カシハヒメノミコト)」をお祀りしています。
傘みくじ
かわいいミニサイズの和傘のおみくじ、「傘みくじ」。
ちゃんと開閉することができ、傘の部分に運勢が書いてあります。
引くときには傘の部分が紙で包まれているので残念ながら色は選べませんが、色と運勢はリンクしていないので開いてからのお楽しみ✨
運勢の順番も天気で表してあり、合っているか自信がないですが【快晴(大吉)>晴(中吉)>曇(吉)>雨(小吉)>大雨(凶)】の順番っぽい。
境内に結んであった傘の中に「雪」があった気がするんですが、これが「大凶」…なのかな?🤔
藤井寺
四国八十八か所霊場第11番札所藤井寺(ふじいでら)の御本尊は薬師如来。薬師如来は薬壺を手に持ち、あらゆる病気を治してくれる仏さま。
藤井寺の薬師如来は火災や戦乱など度重なる危機をくぐり抜け、「四国霊場で最古の仏像」といわれる創建当時そのままの尊像が残っていて、本堂ではお前立を拝顔できます。
病気平癒のお守り
そんな藤井寺には御本尊の薬師如来さまのお姿が描かれた病気平癒のお守りがありますが、注目すべきはその絵のクオリティー。仏さまを描いたお守りというと一般的にはいかつい系が多いですが、藤井寺のお守りはこのとおりのゆる~いイラスト😂
白地でシンプルなので、老若男女問わず持てるデザインでは。「厄除けのお薬師さん」と呼ばれている御本尊にあやかり、御利益めっちゃありそうですよ。
愛染院
愛染院(あいぜんいん)は四国八十八か所霊場第3番札所金泉寺(こんせんじ)の奥の院。仁王門の大きなわらじがインパクトあります。
愛染院がわらじ押しなのには訳があります。本堂横の廟にお祀りされている赤澤信濃守(あかざわしなののかみ)は長宗我部元親の阿波侵攻に際し、優勢だったにも関わらずわらじの紐が切れたことが原因で敵将に討たれた、という悲劇の武将なんです😢
足腰のお守り
いつからか信濃守は「足腰の病気を治してくれる神さま」と信仰されるようになりました。信濃守に病気が治るよう願掛けをして、願いが叶うとお礼にわらじを奉納する風習があります。
納経所では足腰の病気に御利益があるお守りを授与していただけます。
大山寺
四国別格二十霊場第1番、四国三十六不動霊場第1番など複数の霊場で札所となっている大山寺(たいさんじ)は開創から1500年の歴史がある徳島県最古のお寺。源義経が屋島の戦いでの戦勝祈願をし、境内には弁慶が植えたという大きなイチョウの木があります。
古くから「開運のお寺」「縁結びのお寺」として信仰されています。
藍の塗香
「塗香(ずこう)」とは塗るお香のことですが、大山寺にはオリジナルの藍の塗香があります。
藍染めは古くから伝わる徳島の伝統工芸で、藍の花には「美しく装う」という花言葉があり、”人を魅了して良縁とめぐりあわせる”という縁結びのお寺らしい素敵な由来があります🥰
三十六童子の手ぬぐい
大山寺にはゆる~い絵柄がかわいい三十六童子の手ぬぐいがありました。こちら、四国三十六不動霊場の他のお寺では見かけないレアものです!
恩山寺
四国八十八か所霊場第18番札所恩山寺(おんざんじ)はかつては厳しい修行の道場でした。「母養山(ぼようざん)」という変わった山号ですが、若き日の弘法大師が女人禁制を解く修行を行い、母君を迎え入れたというエピソードがあります。
現在も大師堂に寄り添うように「御母公堂」があり、母の愛や親子の絆を感じるお寺です。
お守り界の頂点「摺袈裟」
そんな恩山寺でぜひとも受けたいのがこの「摺袈裟(すりげさ)」というお守り。お守りというか、一見するとただの折りたたまれた紙ですが、中には梵字とお経が書かれています(のり付けされていて開くことはできません)。
お守りって一般的には一年ごとに取り替えたり、願いごとが叶うと寺社にお返しするものですよね。ですが、この摺袈裟は受けたものを一生持ち、死んだときは棺桶に入れてもらうもの。一生もののお守りなんです!
気になるその御利益は、
- 摺袈裟を所持すれば陀羅尼(だらに)の功徳により患っているいかなる病も治癒し、滅罪生善(めつざいしょうぜん、悪いことをいいことに変える)のためにはこれ以上の功徳はないといわれる
- 亡くなった人の棺にこの摺袈裟を入れると必ず極楽浄土に往生できるといわれている
- すでに亡くなっている方の追善供養にも◎
などなど。
生きているときはその身を守り、あの世に行くときも一緒という、これからの人生をともに歩むバディ的存在。個人的には”お守り界の頂点”だと思っています。
本来は受けたときに入っている白い袋に入れたままで持ち歩きます。
熊谷寺
四国八十八か所霊場第8番札所(くまだにじ)は四国霊場最大・最古の仁王門や多宝塔があり、広い境内に季節の花々が咲き乱れる「花のお寺」としても有名。お遍路さん以外にも花の見物や写真撮影に大勢の人が訪れています。
熊谷寺のクマ守り
熊谷寺なのでクマ、ストレートです🤣
ひとつひとつ顔や柄が違うので、お気に入りのクマちゃんを探してください。色は白系から黒系まで、幅広く揃っています。このクマちゃんはかわいいだけでなく、「身代わり守り」的な感じでした。
大きさは5cmくらいで、前はもう少し大きいサイズもありましたが今はワンサイズ。手足が可動してお座りとかできればいいんですが、動きません🙅♀️
雲辺寺
四国八十八か所霊場第66番札所雲辺寺は四国霊場最高峰。秋は紅葉、初夏はあじさいの名所としても知られ、季節限定の御朱印も人気!
広い境内には等身大のユーモラスな五百羅漢像が並び、写真愛好家にも人気のスポットです。
目アララカニナシタマエ
雲辺寺の御本尊は千手観音。尊像は平安時代の作で、国の重要文化財に指定されています。その胎内には「目アララカニナシタマエカナラズ」という眼病平癒の祈願文と独特な目のイラストがあり、とても珍しいとか。
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雲辺寺にはこの祈願文とイラストをモチーフにした目のお守りがあります。
こちらは観音さまの御縁日である毎月18日限定の授与となっていて、色は白とピンクがあります(写真は白)。白は桜、ピンクはローズっぽい香りつき✨
まとめ
神社やお寺にはそれぞれ御祭神・御本尊、寺社の歴史や縁起に基づいて趣向を凝らした授与品がいろいろあります。
この記事で紹介しているのは基本的に実際に自分で受けたものばかりです!基本的にお守りや寺社オリジナルの授与品が大好きなので、ついつい集めてしまいがち。。。
ジャンル的にやや偏りはありますが、少しずつまとめていくので参拝するときの参考にしてくださいね。