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徳島県吉野川市|11番札所藤井寺は弘法大師手植えの藤と遍路転がしの入り口があるお寺

四国霊場

四国八十八か所霊場第11番札所藤井寺は三方を山に囲まれた場所にあり、とても静かな環境のお寺です。そんな環境に心ひかれた弘法大師がここに堂宇を建て、五色の藤を植えたのが藤井寺の始まり。

寺号のとおり藤の花で有名なお寺ですが、見どころがたくさんあるので藤の季節以外に参拝しても楽しめます😆

また、本堂の左手には四国遍路屈指の難所といわれる「焼山寺道」への入り口があり、遍路転がしをちょっとだけ体験することができますよ💁‍♀️

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藤井寺へのアクセス

藤井寺
〒776-0033
徳島県吉野川市鴨島町飯尾1525

藤井寺は国道192号線から南へ2km進んだ山あいの場所にあります。

国道192号線沿いの鴨島郵便局がある交差点に藤井寺への案内標識があります。山の方面へ道なりにまっすぐ進み、突き当りで右へ曲がり、そのまま道なりに進むとつきあたりに藤井寺が見えます。

  • 徳島自動車道土成インターから藤井寺まで7.9km、車で20分程度

藤井寺の駐車場

藤井寺の駐車場は有料で、山裾のつきあたりにお寺があり、仁王門の手前に民営の駐車場があります。

料金先払い制
軽自動車・普通車:300円
二輪車:100円
長時間駐車の場合:500円

公共交通機関でのアクセス

藤井寺は公共交通機関でのアクセスがやや不便な場所にあります。ギリギリ歩けないこともない距離ですが、JR鴨島駅からのタクシー利用がおすすめです。

JRを利用する場合

  • JR徳島線鴨島駅から2.8km
  • JR徳島線西麻植駅から3km

バスを利用する場合

  • JR徳島駅から徳島バス西麻植線に乗車し、「上下島」バス停で下車すると藤井寺まで2.1km

前後の札所

10番札所切幡寺から9.3km

12番札所焼山寺まで12.9km(車の場合は41km)

藤井寺の御朱印

藤井寺は本堂の手前、手水舎の向かいに納経所があります。

納経料:300円

藤井寺では奥の院・大日如来の納経も行っています。奥の院を参拝した場合は忘れずに。

藤井寺の御影

藤井寺で納経をすると、御本尊のお姿を描いた御影(おすがた・おみえ)が無料でいただけます。

カラーの御影をいただく場合は別途200円が必要です。

藤井寺の納経受付時間

藤井寺の納経受付時間は7:00から17:00までです。

藤井寺について

藤井寺は弘仁6年(815年)に弘法大師によって開基されました。

三方を山に囲まれ、渓流が清らかな立地に心をひかれた弘法大師はこの地で修行をし、自らと民衆の厄をはらうために薬師如来像を刻んで堂宇を建立し、五色の藤を植えて寺号を「藤井寺」としました。

天正年間(1573年~1592年)に長宗我部元親による兵火で七堂伽藍を持つかつての藤井寺は焼失し、延宝2年(1674年)に再興されました。その後、天保3年(1832年)に再び火災にあい、御本尊以外が焼失しましたが万延元年(1860年)に再建されて現在に至っています。

正式には金剛山(こんごうさん)一乗院(いちじょういん)藤井寺(ふじいでら)といい、臨済宗妙心寺派のお寺です。1674年臨済宗の南山国師によって再興されたことから、臨済宗に改められました。

寺号を「てら」と読むのは、四国霊場では藤井寺だけです。

藤井寺の御本尊

藤井寺の御本尊は薬師如来坐像、国の重要文化財に指定されています。この薬師如来像には平安時代の銘が残っていて、四国霊場で最古の仏像です。

本堂では前立本尊を拝顔できます。

兵火でも火災でも焼けずに無事だったため、「厄除けの薬師さん」として信仰されていますよ。

薬師如来さまのかわいいお守りあります

御本尊の薬師如来お守り

納経所ではゆる~いタッチの薬師如来さまが描かれた病気平癒お守りの授与があります。お前立の御本尊さまとちょっと似ていて、かわいらしいお顔立ち。

お守り:500円

小学生の頃に家族でお遍路をしているとき、藤井寺で年配の女性とそのお仲間10数人に囲まれ、『薬師如来さまがついておられる』と拝まれたことがあります😂薬師如来さまは私の干支の守り本尊ではないですが、それ以降気になる如来ナンバーワン。

藤井寺の見どころ

藤井寺で個人的に気になる&おすすめの見どころを写真つきでご紹介します!参拝される前にチェックして参考になさってくださいね。

遠慮がちな金剛力士

藤井寺のコンパクトな仁王門は『金剛力士がいない』といわれていますが、います。

ものすごい奥に。

わかりますか?このうっすらシルエット😂

仁王門は屋根の鬼瓦が平面的でかわいい👹

弘法大師手植えの五色の藤

藤井寺の寺号の由来となった弘法大師手植えの藤は、仁王門を入ってすぐにあります。

参拝したのが冬なので、もちろん藤の花は見られず。

毎年、4月下旬から5月上旬にかけてが藤井寺の藤の見ごろです。
藤井寺の参拝はゴールデンウィークがおすすめ。

そこそこ近くに住んでいるのに、いつもタイミングを逃してまだ藤井寺の藤を見たことがありません。なので、トップの画像も実は違うお寺の藤です。申し訳🙇‍♀️

にぎやかな本堂

五色の藤を通り過ぎ、角を曲がると正面に本堂が現れます。

藤井寺の本堂は屋根がにぎやか🎵

シャチホコ、鬼瓦、飛び跳ねる獅子とてんこ盛りです。1番から順に参拝した場合、藤井寺の屋根がいちばんゴージャスな印象を受けるかもしれません✨

本堂の内部もにぎやかです。

藤井寺の本堂には龍の天井画がありますよ。

地元出身の画家・林雲渓が昭和52年(1977年)に本堂の改修時に描いたもの。天井いっぱいに描かれた大迫力のこの龍、大きさはおよそ30畳あります。

本堂には「びんずるさん」

藤井寺の本堂には、めっちゃ笑顔の賓頭盧尊者もいます。

賓頭盧(びんずる)尊者は「びんずるさん」と呼ばれるなで仏で、自分の体の悪いところと同じところをなでると病気が治るという信仰があります。

囲いがなく、むき出しで縁側にいる模範的なびんずるさんなので、全身なで回せます。

大師堂

本堂に比べるとシンプルな大師堂ですが、屋根には躍動感ありすぎて落ちそうになっている獅子がいます。

大師堂の左側には母子を守り、赤ちゃんを短命から救うという延命地蔵尊もいます。

木鼻の彫刻には鼻が長い龍っぽい謎の生きものがいますが、獏(バク)でしょうか🤔

御利益いっぱいの「白龍弁財天」

本堂の左手奥のお堂には一面八臂の白龍弁財天がお祀りされていて、8本の腕にはそれぞれ剣や筆、弓などのアイテムを持っています。中に入ることはできませんが、格子の間から拝顔できました👏

白龍弁財天は金運アップ武芸の上達、芸事の上達に御利益があるといわれていますよ。

四国霊場で白龍弁財天をお祀りしているのは藤井寺だけのようです。

「遍路転がし」の入り口へようこそ

藤井寺の次の12番札所焼山寺は「遍路転がし」と呼ばれる難所のひとつ。

「遍路転がし」とは、お遍路さんが転んでしまうほど過酷な道という意味です。藤井寺から焼山寺まではここから12.9kmの距離で、ひたすら山の中を歩きます。

昔から阿波の難所として一に焼山、二にお鶴、三に太龍といわれています。ちなみに、お鶴は20番札所鶴林寺、太龍は21番札所太龍寺のこと。

昔は難所と呼ばれた遍路道のほとんどに新しい道路が開通したため、現在は面影を感じることができません。歩きでお遍路をする場合も昔ながらの遍路道をわざわざ選ばない限りは歩きやすくなっていますが、ここだけは難易度がハードなままとなっています。

一方、藤井寺から焼山寺へ続くこの道は弘法大師が歩いた1200年前のものがそのまま残っていて、看板にもあるように「最後まで残った空海の道」です。

やたらとトイレの心配をしてきますが、それもそのはず。この先はトイレがなく、最初にあるのは3.2km先の「長戸庵」。長戸庵のトイレは女性専用なので、男性の方は6.6km先の「柳水庵」まで行かないとトイレがありません😨

藤井寺から焼山寺までの歩きの遍路道は健脚5時間、平均6時間、弱足8時間といわれる難所。
途中は自動販売機や飲食店、宿泊施設などはないので、時間に余裕を持って進みましょう。
時間に余裕があれば、少しこの道を歩いてみるのがおすすめです。10分程度でも「遍路転がし」といわれる難所を体感できますよ💁‍♀️

小坊主くん

藤井寺には本堂と大師堂のダブル小坊主くんでした。大師堂の小坊主くんは前掛けをたくさんつけてもらって大切にされていますが、首回りが苦しそうでもはや迫害レベル😂

まとめ

藤井寺は静かな環境の山裾にあって、弘法大師通った1200年前から残る遍路道があり、四国霊場の長い歴史を感じることができます。

四国霊場最古の御本尊は本物を見ることはできませんが、本堂の龍の天井画はとても迫力があるので必見ですよ🙆‍♀️

藤井寺は藤の季節の参拝がいちばんおすすめですが、それ以外の季節でもたくさん見どころがあるお寺なので、ぜひ行ってみてくださいね。

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