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高知県高知市|34番札所種間寺は”安産のお薬師さん”で有名!猫好き必見の「猫碑」っぽいものあります

四国霊場

四国八十八か所霊場第34番札所種間寺(たねまじ)は土佐市寄りの高知市西部にあり、いよいよ高知県の札所も終盤にさしかかってきます。

あまり広いお寺ではないですが、境内には所せましと見どころが凝縮されていました。とくに目立つのが大量のひしゃくが並んだ観音堂。種間寺は安産祈願のお寺として有名なんだとか。

本堂は昭和に建て替えられたもので真新しいコンクリート製ですが、大師堂は歴史を感じるとても重厚な建物。本堂の中に安置されているにこやかなお顔の大黒さんと、大師堂の立派な彫刻は必見!門柱付近にひっそりとある「猫碑」っぽいものも要チェックです。

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種間寺へのアクセス

 

種間寺
〒781-0321
高知県高知市春野町秋山72

周辺には案内標識や看板が複数あり、初めてでも迷わずたどりつけます。

種間寺の駐車場

参拝者が無料で利用できる大型駐車場(普通車70台分)があり、駐車場にはトイレもあります。

公共交通機関でのアクセス

最寄駅からの距離があるので、車以外で行く場合はバスがおすすめです。

  • JR四国土讃線朝倉駅から7.5km
  • とさでん交通「春野庁舎前」バス停で下車、800m

前後の札所

33番札所雪蹊寺から6.3km

35番札所清瀧寺まで9.8km

種間寺の御朱印

大師堂の隣に納経所があります。

納経料:300円

奥の院・瑠璃光仏の納経も種間寺で行っています。お参りした場合は忘れずに。

種間寺の御影

種間寺で納経をすると、御本尊のお姿を描いた御影(おすがた・おみえ)が無料でいただけます。

カラーの御影をいただく場合は別途200円が必要です。

種間寺の納経受付時間

種間寺の納経受付時間は7:00~17:00までです。

種間寺について

寺伝によれば用明天皇在位(585年 – 587年)の頃、四天王寺を建立するため来日した百済の仏師が帰国の際に暴風に襲われてこの地に近い秋山の港に漂着、航海の安全を祈願して薬師如来刻んで本尾山頂に安置したのが起源であるという。その後、弘仁年間(810年 – 824年)に空海(弘法大師)が巡錫し、堂宇を建立し仏師が刻んだ薬師如来を本尊として安置して開基したといい、その際に唐から持ち帰った五穀の種を境内に蒔いたことから寺号が定められたという。

天暦年間(947年 – 957年)には村上天皇が藤原信家を勅使にして「種間」の勅額を下賜。土佐藩主からの信仰も得ていた。神仏分離令で廃寺となるが、明治13年(1880年)に再興される。

Wikipedia種間寺より引用)

種間寺の創建はおよそ1500年前、四国霊場でも屈指の歴史があるお寺です。「種間寺」という変わった寺号は、弘法大師が唐から持ち帰った種(米、麦、あわ、きび、豆またはひえ)を境内にまいたことが由来になっています。現在もお寺の周囲は畑が広がっていて、昔から穀倉地帯だった模様。

縁起にも登場する、百済の仏師が刻んだ薬師如来が最初にお祀りされていた「本尾山」には奥の院として薬師如来の石仏が祀られています。種間寺から4km、車で10分くらい。

起源としては1400年以上前にさかのぼる四国霊場でもトップクラスの長い歴史を持つお寺なんですが、土佐の厳しい廃仏毀釈運動の影響で廃寺となり、1880年にようやく再興されました。

正式には本尾山(もとおざん)朱雀院(すざくいん)種間寺(たねまじ)といい、真言宗豊山派のお寺です。

種間寺の御本尊

種間寺の御本尊は薬師如来。尊像は平安時代後期の作で、国の重要文化財に指定されています。毎年3月8日に御開帳されているそうで、四国霊場では比較的拝顔の機会が多い御本尊さまです。

脇侍として日光・月光菩薩と不動明王像が安置されていて、こちらはいつでも拝顔可能だそうですが、本堂入り口からお厨子までかなり遠くて、残念ながら見えなかったです。

種間寺の見どころ

種間寺で個人的に気になる&おすすめの見どころを写真つきでご紹介します!参拝される前にチェックして,
参考になさってくださいね。

シンプルな入り口

種間寺には仁王門や鐘楼門のようなお寺っぽい門がなく、シンプルな寺号標のみ。一瞬、『ここから入るので合ってる?』ってなりました。

入り口では迫力ある修行大師の銅像が迎えてくれます。高知の札所に多い、一歩足を踏み出したスタイルの躍動感あるお大師さんです。

修行大師像の奥にあるレトロな電話ボックスも素敵。

種間寺の境内は縦長で奥行きがあり、門からは奥があんまり見通せません。

種間寺はかつては土佐藩主・山内氏の加護が厚く、田畑や山林などを寄進されていて広大な敷地を持つ大きなお寺でしたが、廃仏毀釈によりずいぶんとコンパクトになってしまったようです。高知県は廃仏毀釈運動が四国ではとくに激しく、廃寺となったお寺も多いようで、四国霊場の札所も例外ではありませんでした。

春日神社

門柱の脇には立派な鳥居があり、こちらは扁額に「春日神社」とありました。本坊を回りこむようにゆる~くカーブした参道があり、奥に社殿があるようですが時間の都合で参拝できず。

ネット等で他の方の写真を見たところ、階段はそれほど奥までは続いていないようでした。こちらは社務所もない小さな神社なので、御朱印はなさそうです。

猫碑(っぽいもの)

門柱を入るとすぐ、いろいろな石仏が並んでいるんですが注目すべきは地蔵菩薩の足元。

ひっそりと猫っぽい謎の生き物の絵がある石碑が無造作に2つ置かれていました。これはとくに説明書きもなくポツンとあるんですが、「猫碑」っぽい造形なので猫好きとしては見逃せません。

「猫碑(ねこひ)」は飼い猫の供養穀物を荒らすネズミを狩る猫を神さまとして祀ったものといわれ、猫の姿を刻んだ石碑のこと。養蚕が盛んだった東北地方や長野県に多くあり、宮城県の丸森町では81基が確認されているとか。これは日本で確認されている猫碑の半数以上を占めるそうです。

↑種間寺にあるものとなんとなく似てませんか?

猫碑は四国ではあまり見ないものですが、種間寺はお大師さんが五穀の種をまいたことが寺号の由来ですし、穀物を守る猫が大事にされていたのかもしれませんね。

子育観音

昔の鐘楼堂をそのまま利用したようなスペースに、種間寺のシンボル的存在「子育観音」が安置されています。左手に赤ちゃんを抱え、優し気な表情の観音さまでした。

観音堂にはたくさんのひしゃくが奉納されています。

ずらっと並んでいるひしゃくはすべて底がない不思議なものですが、底がないひしゃくは”通りがよい”→母親が苦しまず安産できるように、という願いが込められているとか。

種間寺の安産祈願では、妊婦さんが持参したひしゃくの底を抜いて、1週間の安産祈願をしてお札を添えて妊婦さんに返すのが習わし。出産後、ひしゃくをお寺に納めるそうです。現在も年間60人ほどの妊婦さんが祈願に訪れるそうですよ。

本堂

本堂は見た感じわりと新しいものでした。昭和45年(1970年)に高知県に甚大な被害を及ぼした台風10号(土佐湾台風)によって損壊し、その後再建されたとか。コンクリート製なのでお寺っぽくない外観ですが、高知は台風被害が多いのでこれくらい頑丈なほうがいいかも。

参拝したとき雨が降っていたので、全体的にぼやけているのが残念です。

町内最古の手水鉢

手水舎には四国霊場開創1100年記念で奉納された大正3年(1914年)製の手水鉢がありました。この他、高知市の文化財に指定されている古い手水鉢があるそうですが見逃してしまいました。

文化財に指定されている手水鉢は延宝5年(1677年)に奉納されたもので、およそ350年前に作られたものです。種間寺周辺地域ではいちばん古いものだとか。ぜひチェックしてください。

テカテカの大黒さん

本堂では大きな大黒さんの像が迎えてくれます。

こちらは平成20年(2008年)に開眼された「さわり大黒」と呼ばれる像で、身長100cm(台座を含めると150cm)のかなり大きな木造の大黒さんです。参拝者になでられて部分的にテカテカになっていますが、「なでられて艶が出るように」とあえて彩色をしなかったそうです。狙い通りですね。

小槌にある「抱き稲に種」の紋はさわり大黒さんのために作られたオリジナルのものだとか。側面には「さわり大黒」と刻まれていました。

大師堂

本堂は真新しい建物ですが、大師堂は台風の被害を免れたのか歴史ある外観でした。かつての本堂もこんな感じだったんでしょうか。災害なので仕方ないですが、歴史ある建物がなくなってしまうのはもったいないですね。

この大師堂、木鼻の龍がめちゃめちゃでかい!ウロコの一枚一枚まで細かく彫り込まれていて、とても迫力があります。やたらヒゲが長いのが気になりますね。

ちゃんと阿吽になっています。こちらは阿形ですが、アゴがしゃくれてるように見える。。。

しだれ赤松

境内の隅には「しだれ赤松」という大きな松がありました。

こちらは樹齢230年の古木で、もとは鹿児島にあり、福岡の老舗松専門業者の「看板松」でしたが平成19年(2007年)に種間寺へ移されたそうです。お寺にはよく立派な松がありますが、この松は群を抜いて立派な枝ぶりでした。

ミニ八十八か所

本堂脇には「種間寺ミニ八十八か所」があります。88か寺の御本尊を模した小さな石仏が点在していて、スタート地点にはキリっとしたお大師さんの像が。男前ですね。

なぜか「達観を 地でゆく種間寺 ご住職」という、徳光和夫さんの歌碑がありました。平成24年(2012年)に「徳さんのお遍路さん」というテレビ取材があったそうです。

このミニ霊場があるあたり、一面が苔むしていていい雰囲気でした。

Wikipediaの種間寺のページには「石鎚神社(祠)」という記載がありますが、こちらのお宮が石鎚神社…ですかね。後で写真を見返したらわかるやろ!と思って現地でしっかりチェックしなかったんですが、見返してみるとこのザマですよ。扁額の文字がぼやけててぜんぜん読めない。。。

小坊主くん

種間寺では本堂と大師堂に小坊主くんがいました。

まとめ

参拝したのが雨の日だったので写真をあまり撮らなかったうえに、全体的にぼやけているためあまり種間寺の魅力が伝わらないかもしれませんが、田園風景に囲まれてのんびりした雰囲気の素敵なお寺でした。

四国霊場でもトップクラスの長い歴史を持つお寺ですが、廃仏毀釈の影響ですっかりと影を潜めてしまっています。本堂が比較的新しいこともあり、「歴史あるお寺」という感じがあんまりしないんですが、350年前に奉納された地域で最古の手水鉢や重厚な大師堂があるのでぜひチェックしてください!

奥の院を参拝される場合は、種間寺で納経を忘れずに。

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おすすめのお立ち寄りスポット

種間寺の近くで御朱印がいただける神社仏閣や、あわせて行きたいおすすめスポットをまとめました。

34番札所奥の院

「奥の院」といえばアクセス不便な山奥にあったり参拝しにくい立地なことが多いですが、種間寺の奥の院は比較的参拝しやすい場所にあります。種間寺から約4km、車で10分くらい。

六條八幡宮

「あじさいの宮」で有名な六條八幡宮がすぐ近くにあり、御朱印もいただけます。種間寺から約1.4km、車なら5分程度で行けます。

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