徳島の御朱印といえば、はずせないのが眉山天神社(びざんてんじんしゃ)。
- 徳島駅から徒歩10分程度とアクセス便利
- 徳島の神社では珍しく社務所(授与所)が境内にあり、わかりやすい
- 宮司さんはじめ神社の方がとても親切
と、三拍子そろった御朱印ビギナーの方にもおすすめの神社です💁♀️
眉山天神社の御朱印はカラフルでかわいくて、しかも月ごとにデザインが変わるという徳島では珍しい凝ったもの✨とても人気があり、徳島県内のみならず近畿や中国地方など県外から毎月欠かさずお参りに来る方もいるほど。
かく言う私も毎月御朱印をいただきにお参りしているので、このページでは眉山天神社の御朱印の種類や初穂料、受付時間について詳しく解説します!
御朱印のほか、境内の見どころや気になるおみくじやお守りなどの授与品もご紹介するので、お参りの参考になさってください😆
眉山天神社へのアクセス
眉山天神社は眉山のふもと、阿波おどり会館のすぐ隣に鎮座しています。
- 神戸淡路鳴門自動車道鳴門インターから30分
- 徳島自動車道徳島インターから15分
徳島駅からのアクセス
徳島駅から800mほどの場所にあり、徒歩10分もかからないくらいで、旅行で徳島へ来られた方でもアクセスしやすい場所にあります。
徳島駅からは目の前に見える山を目指して、「阿波おどり会館」「眉山ロープウェイ」方面へ向かってください。
眉山天神社の駐車場
神社の駐車場は阿波おどり会館をはさんで反対側にあり、無料で利用できます(4台分、やや駐車しにくいかも)。
駐車可能な台数が少なめなので、参拝者で混み合う七五三シーズンには利用できないことがあるかもしれません。
眉山周辺のコインパーキングの利用料:30分ごとに100円(目安)
眉山天神社の御朱印
眉山天神社の御朱印は季節の花や行事をモチーフにした凝ったもので、デザインが月替わり。
社殿右手に社務所があり、そこで書いていただけます。「御朱印受付」と書いてあるのでわかりやすく、御朱印の見本も置いてあります。
初めて参拝したときは御朱印の種類について丁寧に説明していただけました😆
眉山天神社の御朱印の種類
こちらは一例ですが、眉山天神社の御朱印は見開き(2面)の御朱印と片面(1面)の御朱印の2パターンあります。
月によっては見開きのみだったり、片面の御朱印があったりと種類は月によって異なります。お正月や阿波踊りシーズンなど、月替わりとは別に特別な御朱印があることも!?😆
※火曜日・金曜日も天神社の通常の御朱印は書いていただけます(ご祈祷・祭礼がある場合を除く)。
眉山天神社の御朱印のデザインは月ごとに変わるので、今までにいただいた御朱印は別のページにまとめています。参考までにご覧ください。
▼最新の御朱印はこちら▼
▼2021年の御朱印はこちら▼
眉山天神社の御朱印の郵送対応について
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眉山天神社は基本的に郵送対応はされていません。
お正月など、たまに郵送授与がある場合も。気になる方は天神社さんの公式インスタグラムをチェックしてみてください。
眉山天神社のオリジナル御朱印帳
令和元年(2019年)7月から待望の眉山天神社オリジナル御朱印帳の授与が始まりました!サイズは横12.5cm×縦17.5cmくらい、神社の御朱印帳には珍しい大きいサイズの御朱印帳です。
御朱印帳の1ページ目には美文字な「令和」とかわいい梅の印が入っています。
こちらは受ける年や月によってデザインが変わるようです。
カバーは付属しないので、必要な方は12cm×18cmサイズのカバーをご用意ください。
御朱印帳に新デザイン登場!
2020年4月から新しいデザインが追加され、現在は3種類のオリジナル御朱印帳があります!真ん中が従来のもの、左は同じデザインですが色合いがやや暗め&寒色系なのでかわいさ控えめ。右は藍染め風のシンプルなブルーなので男女問わず使えそう。
天神社での呼び名は左から
- 梅グレー
- 梅イエロー
- 木目調ブルー
写真はインスタのフォロワーさんが提供してくださいました🙇♀️
見開きサイズも登場
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ついに見開きサイズの御朱印帳も登場しました✨
柄は通常の御朱印帳と同じで、梅柄と藍染風など、何種類かあります。
眉山天神社の社務所受付時間
眉山天神社の社務所受付時間は9:30~16:30頃までとなっています。
朝はややゆっくり目なので、9時頃に社務所が開いていても御朱印対応がすぐにできない場合もあります。
時間に余裕を持ってご参拝ください🙇♀️
御朱印の受け付けについての注意点
眉山天神社の御朱印は文字も絵もすべて手書きで、書き手の方はお一人です。
御朱印を全種類書いていただく場合は最短でも15分~20分程度の待ち時間があります。
ご祈祷があるときや参拝者が多い土日祝日などは書きあがるまでに1時間~2時間程度、それ以上かかる場合もあるので、時間に余裕を持って参拝しましょう。
眉山天神社の御朱印の初穂料
月によって見開きだったり片面だったりデザインはさまざまです。
初穂料は以下を目安にしてください。
- 見開き(2面)御朱印は800円
- 片面(1面)の御朱印は300円
- 見開き(倍サイズ)の御朱印は1500円
書置きのみの対応になる時期も…
眉山天神社の御朱印は基本的に直書きしていただけますが、年に数回書置きのみの対応となる時期があります。
- お正月は元日~1月中旬まで書置きのみ(期間は年によって変動あり)
- 7月24日、25日の「天神祭り」前後はお祭りの準備のため、御朱印対応不可な時間帯あり
- 毎年10月~12月の土日祝日は七五三の御祈祷が殺到するので、書置き又は帳面をお預けして後日郵送の対応
その他、祭礼やご祈祷などで忙しい場合も書置きでの対応になります。
御朱印対応ができない時期については眉山天神社の公式Facebookで告知があるので、参拝前に必ずご確認ください🙇♀️
眉山天神社について
潮音寺(当神社の北方50m、徳島市西山手町に位置)の鎮守として、瑞巌寺の一顎和尚が、甲斐国(現山梨県)の恵林寺から携えてきた渡唐天神木像をまつったのが起源とされる。文化6年(1809年)に現在の社地に一社を創建。徳島藩主である蜂須賀家を代々保護した。
(Wikipedia眉山天神社より引用)
眉山天神社の創建は江戸時代後期の文化6年(1809年)。
潮音寺の鎮守として、瑞巌寺の一顎和尚が甲斐国(現在の山梨県)の恵林寺から携えてきた渡唐天神木像をお祀りしたのが眉山天神社の起源です。
ちなみに、縁起に登場する「潮音寺(ちょうおんじ)」は阿波おどり会館を挟んだ反対側、「瑞巌寺(ずいがんじ)」は天神社から東へ歩いて5分ほどの場所に現在もあります。
「恵林寺(えりんじ)」は戦国武将・武田信玄の菩提寺として有名な山梨県のお寺です。
瑞巌寺のWikipediaによると、
慶長19年(1614年)、徳島藩初代藩主蜂須賀至鎮が弟義英の菩提のため、一鶚禅師を開山に招じて再興した。
とあります。
一顎(いちがく)禅師は蜂須賀至鎮(よししげ)公に招かれて阿波国にやって来た僧侶。
恵林寺は天正10年(15852年)に織田信長に焼き討ちされているんですが、御神体は焼き討ちを逃れたのか、焼き討ちの後に作られたものなのか…?🤔
超余談ですが、一度は聞いたことある「心頭を滅却すれば火も自ずから涼し」という名言は、恵林寺焼き討ちで山門に閉じ込められた快川国師が炎の中で残した言葉だよ
現在の形で社殿が造られてからは200年あまりなので、神社としての歴史はそれほど長くはないですが、御神体の渡唐天神像は江戸時代初期から徳島藩主・蜂須賀家の「学問の神さま」として崇敬されていて、御神体の信仰の歴史は400年以上になりますね👏
赤が印象的なコンクリート製の社殿は昭和49年(1974年)に再建されたもので、堅固な耐火構造。眉山周辺の寺社のほとんどは徳島大空襲で被災したため、建物は戦後に再建されたものが多いです。
眉山天神社の御祭神
眉山天神社の御祭神はもちろん菅原道真公、学問の神さまです。
天神さまがお祀りされているので、受験シーズンにはたくさんの受験生と家族が合格祈願に訪れる、徳島ではとても有名な神社です。
また、”子供に知恵がつくように”と七五三の祈願でも有名な神社で、七五三シーズンには晴れ着を着た子供連れのファミリーがたくさん訪れています。
眉山天神社で七五三をした徳島県民は多いはず…私も数十年前に行きました(遠い目)😂
眉山天神社の見どころ
眉山天神社で個人的に気になる&おすすめの見どころを写真つきでご紹介します!参拝される前にチェックして参考になさってくださいね。
表参道の鳥居
阿波おどり会館のすぐ横に神社へと続く階段があります。石の鳥居と、階段越しに赤い鳥居が見えます。鳥居には「文化六年(1809年)」とあり、社殿が造営されたときに奉納されたものっぽい。
眉山天神社は徳島市内のにぎやかな場所にあるため、境内はわりとコンパクト。”参道”というにはちょっと短いイメージですが、春は桜、秋は紅葉と四季折々の景色が楽しめますよ🤗
眉山を背にした赤い社殿
「眉山天神社」という名の通り、徳島市のシンボル・眉山のふもとにあります。山を背にして建つ赤と白が印象的な社殿は山の緑に映えますね✨
扁額の題字は田中角栄元総理によるもの。
さすれば知恵がつく「知恵の牛」
天神さんといえば「なで牛」ですが、眉山天神社のなで牛はめちゃ巨大。さわりがいのある大きさで、「さすればさするほど知恵がつく」といわれています。
眉山天神社では「知恵の牛」という名前があり、名づけ親は瀬戸内寂聴さんです。
目が青い!珍しい狛犬
眉山天神社の狛犬は目が青いんです!
目の部分は徳島名産の「阿波の青石」っぽい。こちらは飴みたいな玉をくわえた阿形ですが、吽形も青い目をしています。
石の角を利用したような独特な顔立ちのこの狛犬は「徳島型」というそうで、徳島県特有のデザインだとか…なかなか珍しい狛犬ではないでしょうか。
阿波の青石を使った「みそぎ石」
石段にひっそりとある「みそぎ石」、しっかり踏みしめてから境内に入りましょう。
一段だけこんなにはっきりと色が違うのに、何度か参拝してようやく存在に気づきました。
意外と足元って見ないですよね。。。
こちらのみそぎ石にも「阿波の青石」が使われていて、この石は名西郡神山町にある「神通の滝」で長年清められた特別な青石だとか。
御利益すごそう✨
巨大な「心」
足元をしっかり見ていないと気づかないシリーズ、境内の地面いっぱいに書かれた「心」という文字。
これは「心字の庭」といわれ、清明な心境を与えるために置き石を心の字に配置しています。
眉山ロープウェイから見るとわかりやすいかも。
眉山天神社のシンボル?気になるラジオ体操の像
社務所前でひときわ存在感を放つ謎の「ラジオ体操の像」。
おっさんなのか少年なのかよくわからないお顔立ちが気になります😂
これは先代の宮司さんがラジオ体操の普及につとめたことで寄贈されたもので、現在も毎日6:30から境内でラジオ体操をしているそうです!
県外から来られる方、徳島駅周辺で宿泊されるなら参加してみてはいかがでしょう👍
境内社
眉山天神社には境内社として姫宮神社、九人大明神、眉山稲荷神社、白太夫神社の4社があり、その他にも筆塚・針塚があります。
縁結びのパワースポット!姫宮神社
境内左奥に鎮座する「姫宮(ひめみや)神社」は縁結びの神さまで、ハートがいっぱいのかわいい神社で女性に人気のスポットです💕
姫宮神社の御神体は鳥居の奥の大きな岩で、中には小さな祠があります。
こちらは神社ができるはるか昔から奇岩として庶民信仰の対象となっていました。この御神体は縄文時代からあり、周辺からは土器が発掘されたそうです。
宮司さんと奥さまも姫宮神社がきっかけで結婚されたそうです(というのを数年前に新聞記事で見ましたが、当該記事が見つからないのでソースなし)。
ご利益はんぱない。
参道にもハートがいっぱいで、女子向けのかわいい神社です🥰参道には全部で22個のハートの石があるそうなので、探してみてくださいね。
姫宮神社は縁結びだけでなく、夫婦円満や子授け、病気平癒のご利益もあるので、ご夫婦もカップルも、これから新しい出会いがほしいシングルの方も、姫宮さんに参拝してみてはいかがでしょうか。
狸ファミリーをお祀りした九人大明神
本殿の左手に鎮座するのは「九人(くにん)大明神」、こちらには狸の神さまがお祀りされています。
昔々、9匹もの子どもを立派に育て上げた母狸が眉山に住み着いていて、それが人間の間でも評判となり、『あやかりたい!』とお祀りされるようになりました。
子どもたちにはそれぞれに得意分野があります。あやかりたいご利益に合わせて祈願しましょう👏
- 太一、八太は書道上達
- 福助、達は力仕事と営業
- 金蔵、真吉は数学と商売
- お満、お品、お照は文才
狸たちにはそれぞれ名札がついているのでわかりやすいです。
一番大きな狸はお母さん。
境内には他にも隠れ狸がいるので、探してみてくださいね。
とりあえず3匹は見つけましたが、他にもいるのかな。。。
眉山稲荷神社
本殿のすぐ隣に鎮座しているのが眉山稲荷神社、商売繁盛の神さまです。
中には大小さまざまな狐の像がたくさん並んでいて、小さなお宮ですが立派な鳥居が奉納されています。
すぐ隣には狸の神さま九人大明神があり、狐と狸がこんな至近距離でお祀りされているのは狸の祠が多い徳島でもわりと珍しい光景です🤗
白太夫神社
九人大明神と眉山稲荷神社の間にある、小さいながら立派なお宮は「白太夫(しろだゆう)神社」といいます。
こちらの御祭神は菅原道真公の家臣・渡会(わたらい)春彦。
渡会春彦は道真公に付き従って最期をみとったといわれる忠臣で、全国の天満宮や天神社で摂社・末社としてお祀りされているそうです。
眉山天神社のおみくじ・お守り
眉山天神社はおみくじ、お守りともに種類がたくさんあります。授与所や社殿の前に並んでいるので、お参りの際はぜひチェックしてみてくださいね😆
実際に受けたものをいくつかご紹介します。
女子におすすめ!「姫みくじ」
「姫みくじ」は女子向けのかわいいおみくじで、激おすすめです!
色はピンク・青・黄色の3種類あり、好きな色を選べます。どの色も女性らしい和風の花柄で、着物のような形をしているのが特徴。
とても華やかで、見た目も◎じゃないですか?🥰
見た目だけでなく、注目なのがおみくじの内容。
一般的なおみくじと違って「姫度」、「この先一年の運勢」、「運命の殿方」「お叱りの言葉」などいろんな項目があり、内容がわかりやすくて面白い。
女子グループでこのおみくじを引くとものすごく盛り上がりそうですよ。
結んで帰るもよし、記念に持ち帰るのもよし👍
▼持ち帰ったおみくじの整理に便利!▼
新登場!自分で作る新感覚のお守り、「叶守」
2020年12月から頒布されている「叶守(かないまもり)」。
表と裏はこんな感じ。麻でできたお守り袋に天神社らしい梅の紋が入っていますが、寒色なのでかわいすぎず、老若男女問わず持てそうなデザインがgoodですよね😆
でも、見た目はいたって普通のお守り。
何が”新感覚”かというと…
「叶」と書かれた木札に、自分でお願いごとを書くんです!😲
木札はもちろん所願成就の御祈祷がされていて、自分で願いごとを書いた木札をお守り袋に入れて封をし、御神前で願いが叶うように手を合わせることで自分だけのお守りが完成!というわけです。
「縁結び」「合格祈願」「病気平癒」などなど神社にはいろんなお守りがありますが、「叶守」にはもっと内容を具体的に書けるので、より自分自身の願いに近づけることができますよね✨
色の組み合わせも自分で選べます🤗
- 木札の「叶」は赤・ピンク・黄色の3色
- お守り袋のヒモの色は紫とベージュの2色
自分で色を選んで自分で叶えたい願いごとを書くので、愛着のわくお守りになりますよ✨
\徳島の神社仏閣のかわいいおみくじ・お守りはこちら/
まとめ
眉山天神社は徳島駅からのアクセスが便利で、コンパクトな境内ながら見どころがたくさんあります。
月替わりのかわいい御朱印は徳島では一番人気があるので、徳島で御朱印めぐりをするときはぜひ参拝してくださいね。
土日祝日や大型連休には県外からもたくさんの方が参拝に訪れるので、御朱印はかなり混み合います。
眉山周辺には御朱印がいただける神社やお寺が他にもあるので、天神社に預ける用の御朱印帳と、他で御朱印巡りをする用に2冊持ちがおすすめです。
▼他にもあります!徳島のかわいい月替わり&限定御朱印▼
おすすめのお立ち寄りスポット
眉山天神社の近くで御朱印がいただける神社仏閣や、合わせて行きたいおすすめスポットをまとめました。
眉山天神社近くの御朱印はこちら
眉山天神社から楽々歩いて行ける範囲(一部は微妙な距離ですが)の神社仏閣はこちら。御朱印待ち時間などにお参りしてみては。
阿波おどり会館
眉山天神社のすぐ隣。徳島の名産品がそろう物産館「あるでよ徳島」や阿波おどりを一年中鑑賞できる阿波おどりホールなどがあり、眉山山頂へのロープウェイもこちらから乗車できます。
徳島県民ですがここの物産館が大好きすぎて毎月行ってます😂
御朱印待ち時間に30分くらい時間をつぶしたいときは物産館でおみやげを物色したり、徳島名物「滝の焼き餅」を食すのがおすすめ。
眉山ロープウェイ
阿波おどり会館の5階に乗り場があり、徳島市のシンボルである眉山山頂(標高約290m)までおよそ6分でアクセスできます。通常は15分間隔で運行しています。
山頂はとくに何かあるというわけではないですが、展望台からの眺めはとにかく最高!
鳴門大橋や淡路島、対岸の大阪や和歌山まではっきりと見えるので、晴れた日にはとくにおすすめです。