徳島県鳴門市|大麻比古神社は御神木のパワーがあふれる阿波国一の宮!御朱印と御朱印帳も人気

徳島の御朱印

大麻比古(おおあさひこ)神社は創建から1100年以上の歴史がある徳島を代表する神社で、阿波国一の宮です。

「おおあささん」や「おわさはん」と呼ばれて親しまれている神社で、徳島の神社といえば大麻比古神社をイメージする人も多いのでは🤗

四国八十八か所霊場第1番札所霊山寺(りょうぜんじ)のすぐ北側にあり、昔は大麻比古神社が札所でした。現在も道中の無事を祈願するお遍路さんの姿を見かけます。

広い境内には「才能の扉が開かれる」、「恋愛成就」、「願いが叶う」といわれているスポットがあり、徳島を代表するパワースポットとしても知られています。

拝殿前に大きな授与所があり、御朱印をいただくことができます。高級感ある紫色&麻の御神紋入りのオリジナル御朱印帳もあります!かわいいダルマの栞つき😆

大きな神社は24時間参拝できるところもありますが、大麻比古神社は参拝時間と駐車場の利用時間が以下のように設定されているのでご注意ください💁‍♀️

開門時間は6:00~17:00まで、参拝できる時間に注意!
神社に近い第一駐車場側の門は利用時間が8:00~16:00まで
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大麻比古神社へのアクセス

大麻比古神社
〒779-0230
徳島県鳴門市大麻町板東広塚13

大麻比古神社は幹線道路から少し奥まったところにありますが、周辺に案内標識があるので場所がわかりにくいということはありません。県道12号線からドイツ館がある県道41号線方面へ行くルートがいちばんわかりやすいと思います。

【高速道路を利用する場合、各インターから大麻比古神社までの目安】

  • 神戸淡路鳴門自動車道鳴門インターから20分
  • 高松自動車道板野インターから10分
  • 徳島自動車道藍住インターから15分

大麻比古神社の駐車場

大麻比古神社には大型駐車場があり、無料で利用できます(普通車1000台)

第一駐車場から第三駐車場まであり、ドイツ館側に第一駐車場があります。

第一駐車場がいちばん大きく、拝殿にいちばん近いのが普通車用の駐車場(第二駐車場?)、祓川橋の手前に大型車用の駐車場(第三駐車場?)があります。

第一駐車場の利用時間は8:00~16:00までとなっています。

駐車場の隅にあった気になる注意書き。

鶏…?😂

公共交通機関でのアクセス

JRを利用する場合

  • JR高徳線板東駅から約1km

バスを利用する場合

  • 徳島バス鳴門大麻線に乗車、「霊山寺前」バス停で下車し徒歩20分

高速バスを利用する場合

  • 高松自動車道鳴門西バスストップから徒歩8分

初詣期間は交通規制あり

人口73万人しかいない徳島県で、初詣には25万人以上が訪れるという大麻比古神社。

正月三が日は周辺道路がかなり渋滞するうえ、交通規制もあり、県道12号線と県道41号線の交差点(桧交差点)では一部の車線が封鎖されています。

2~3kmくらい手前からめっちゃ渋滞しているので、用事がない限り三が日はできるだけ通らないのが吉。

大麻比古神社の御朱印

拝殿の左手に社務所(授与所)があり、そこで書いていただけます。

大麻比古神社で御朱印をお願いすると、目の前ではなく御朱印帳を持って社務所の奥へ行き別室で書くスタイルでした。他に御朱印をお願いしている人はいませんでしたが、10分程度待ちました。

未拝受ですが、峯神社の御朱印もあります。

御朱印の初穂料:300円

【new】藍墨の御朱印

2021年11月1日より、新たに阿波和紙に藍墨で浄書された徳島らしい御朱印が頒布されています✨

  • 大麻比古神社
  • 奥宮峯神社

の2体セットで、書置きのみとなっています。

けっこう大きいですがこのまま保管してもOKですし、1枚ずつ切り離して御朱印帳に貼ってもOK。

藍墨御朱印:1000円

大麻比古神社の御朱印帳

大麻比古神社にはオリジナルの御朱印帳があります。

紫色で高級感があり、表には大きく麻の御神紋入りですが、裏は無地というシンプルなデザイン。取り外し可能な透明のカバーつき&御朱印の初穂料込みのお得な値段設定です。

御朱印帳の初穂料:1500円(御朱印込み)

御朱印帳を受けると、大麻さんのダルマさんがかわいいしおり付き🥰

大麻比古神社の社務所受付時間

大麻比古神社の社務所受付時間は9:00~16:30です。

徳島ではおそらくいちばん参拝者が多い神社ですが、授与所にはつねに2~3人の方がいらっしゃるので対応はすぐしていただけます。

大麻比古神社について

社伝によれば、神武天皇の御代、天太玉命の御孫の天富命が阿波忌部氏の祖を率いて阿波国に移り住み、麻・楮の種を播殖してこの地を開拓、麻布木綿を生産して殖産興業と国利民福の基礎を築いたことにより祖神の天太玉命(大麻比古神)を阿波国の守護神として祀ったのが当社の始まりだと言う。
『日本三代実録』貞観元年(859年)1月27日の条によれば、当社は従五位下から従五位上へ神階が陞叙されている。『日本三代実録』の記事によれば、さらに当社は貞観9年(867年)4月23日の条で正五位上、元慶2年(878年)4月14日の条で従四位下、元慶7年(883年)11月1日の条で従四位上に神階を進めている。延長5年(927年)には『延喜式神名帳』により式内社、名神大社へ列格された。
平安時代から鎌倉時代にかけて、神仏習合思想に基づき神社を実質的に運営する神宮寺が各地で置かれたが、『諸国一の宮』では四国八十八箇所の第一番札所霊山寺が当社の神宮寺であったと述べている。しかし、『中世諸国一宮制の基礎的研究』では、別当寺は不詳であるとしている。
『朝野群載 巻6』には、神事に過穢があったことにより阿波国の大麻神が祟り給うたので、使者を遣わし中祓いを科して祓い清めるべしとの承暦4年(1080年)6月10日付けの神祇官奏上が記載されている。
室町時代に成立したとされる『大日本国一宮記』には当社が阿波国一宮として記載されているが、『中世諸国一宮制の基礎的研究』では、南北朝時代に、伝統的な社格を誇り細川氏の守護所にも近かった当社が、敵対勢力であった一宮氏が神主を世襲していた一宮神社に代わる新たな阿波国一宮としての地位を得ることになった、と考察している。
『全国一の宮めぐり』によれば室町時代には細川氏や三好氏、江戸時代には徳島藩主蜂須賀家の庇護を受けたとしている。また、享保4年(1719年)には最高位の正一位の神階が陞叙されている。
明治6年(1873年)に国幣中社へ列格し、明治13年(1880年)に本殿以下が国費を持って造営された。
大正8年(1919年)、本殿の裏に石築アーチ橋が竣工した。この橋は第一次世界大戦の捕虜として板東俘虜収容所に収監されていたドイツ兵が帰国の際に彼らの提案と工事により建設されたことから、ドイツ橋と呼ばれている。
第2次世界大戦後に旧社格が廃止された後は神社本庁が包括する別表神社となり、昭和45年(1970年)には氏子崇敬者の寄進により祝詞殿・内拝殿・外拝殿が築造された。

Wikipedia大麻比古神社より引用)

大麻比古神社の正確な創建年は不明ですが、延喜式に「阿波の国の大社」と記載されているので少なくとも1100年以上前から徳島を代表する格式の高い神社でした。

阿波国(徳島県)と淡路国(淡路島)の総産土神で、徳島県民なら一度は参拝したことがあるはず!お宮参りや七五三で訪れる人も多いですよね。

「阿波国一の宮」を称する神社は大麻比古神社のほかにもあり、大麻比古神社が阿波国一の宮となったのは室町時代以降という説も。

上一宮大粟神社が徳島県最古の神社といわれ、阿波国の歴史とともに少しずつ御祭神を変えながら一の宮も変わっていったようです。

大麻比古神社以外に「阿波国一の宮」と称する神社
・上一宮大粟神社(名西郡神山町)
・一宮神社(徳島市一宮町)
・八倉比売神社(徳島市国府町)

 

詳しくは公式サイトで。

大麻比古神社の御祭神

大麻比古神社の御祭神は「大麻比古大神」と「猿田彦大神」の二柱。

「大麻比古大神」とは古代の阿波を開拓した忌部(いんべ)氏の祖先である天太玉命(あめのふとだまのみこと)のこと。

猿田彦大神は古くから大麻山に御鎮座されていましたが、いつからか大麻比古神社にお祀りされるようになりました。天孫降臨のとき道案内をした「導きの神」で、天狗のようなお姿で描かれる神さまです。

 

このゆる~い天孫降臨の絵は香川県の一の宮「田村神社」で見ることができます。

大麻比古神社の御利益

大麻比古神社には厄除方除の御利益があります。

方除(ほうよけ)
地相や家相、建築などの方角にまつわるあらゆる災難を取り除くというもので、全国に数ある神社のなかでもわりとレアな御利益です。

また、大麻比古神社には猿田彦大神がお祀りされていることから交通安全の御利益もあります。1番札所霊山寺に近いため、これから四国遍路を始めるお遍路さんが道中の安全を祈願する姿も見かけます。

阿波を開拓した忌部氏の祖先を祀る大麻比古神社では道を切り開く力」を授かることができるともいわれていますよ。新しいことを始めるときや、人生の岐路で難しい選択をするときなどに参拝したいですね。

大麻比古神社の見どころ

大麻比古神社で個人的に気になる&おすすめの見どころを写真つきでご紹介します!参拝される前にチェックして、参考になさってくださいね。

長い参道

霊山寺の壁沿いに進んで行くと、朱塗りの大鳥居が迎えてくれます。こちらが一の鳥居で、二の鳥居まで参道が800mほど続いています。長っ😂

大鳥居は平成14年(2002年)に再建され、高さ14.6mのビッグサイズ。

車でそのまま進むと二の鳥居あたりに駐車場があるので、歩かなくても大丈夫ですよ🙆

参道には奉納された鳥居が等間隔に並んでいます。

境内社あります

Wikipediaには大麻比古神社の境内社(摂社・末社)は以下の7社しか記載されていませんが、実は他にも何社かあります。

  • 摂社・西宮社
  • 摂社・水神社
  • 摂社・中宮社
  • 摂社・山神社
  • 摂社・豊受社
  • 摂社・丸山稲荷社
  • 摂社・丸山社

こちら、大鳥居の脇にある「天神社」もそのひとつ。

天神社専用の立派な鳥居があり、奥に進むとお宮があります。天神社なので、こちらには菅原道真公がお祀りされています。

天神社には「大麻宮」と書かれた古い灯籠がありました。

読み方は「おおあさぐう」…?🤔昔の呼び名でしょうか。こちらは文化9年(1812年)に奉納されたもの。昔の参道の名残っぽいですね。

天神社の側にある小さな祠も大麻比古神社の境内社のひとつで、こちらは「野神社(のじんじゃ)」です。

御祭神は鹿江比賣命(カエヒメノミコト)で、農業の神さま。山の神さま、大山津見神(おおやまつみのかみ)とは夫婦。

こちらはとても小さな祠ですが、式内社・鹿江比賣神社の論社です。

「論社(ろんしゃ)」とは、所在がわからなくなった式内社の候補となる神社が複数あり、いずれとも決定しがたい場合にそれらの神社に対して使われる言葉です。
大麻比古神社のほか、板野町の葦稲葉神社に合祀されている鹿江比売命が式内社・鹿江比賣神社の論社です。

鹿江比賣命を主祭神とする神社は上記の2社しかありません。

神域の入り口「祓川橋」

参道を進むと赤い橋が見えます。橋の手前には「阿波國一宮 大麻比古神社」と書かれた社号標が。

この橋は「祓川(はらいがわ・はらえがわ)橋」と呼ばれ、昔はこの川で禊(みそぎ)をしてから参拝していたとか。伊勢神宮でいうと五十鈴川的な川ですね。

奥に見える山が「大麻山(おおあさやま)」で、この橋を渡ると大麻比古神社の神域となります。

二の鳥居

祓川橋を渡ると石の鳥居が見えてきます。こちらが大麻比古神社の二の鳥居。霊山寺側から車で来た場合、ここまで車で入ることができます。

階段の先にはもう社殿が見えるので、境内はかなり広いですが楽に参拝できますよ🙆

手水舎

二の鳥居の先の階段を上がると、右手に手水舎があります。

大きな一枚岩の水鉢の上に、御神紋入りの鉢が置かれていました。こちらは令和の御大典(ごたいてん、即位の礼)に合わせて奉納されたものです。

2021年1月から2月にかけて、期間限定ですが豪華な花手水が登場!

 

▼徳島でも豪華な花手水見れますよ!▼

手水舎の奥には「和 じゃき~がまん~」というタイトルの謎のオブジェ😂

キュートな狛犬は必見!

大麻比古神社のおすすめスポットのひとつが狛犬!

大麻比古神社の狛犬はいつもかわいい前掛けをつけています。定期的に変わるようで、参拝するたびに衣替えしています。

前掛けで見えにくいですが、石碑に足をかけた形のとても珍しい狛犬なんですよ。↑吽形の足元の石碑はよく見ると人が煙を噴き出している不思議な絵になっています。

狛犬は後ろ足が長いのが特徴で、後ろ姿はやや犬っぽいです。巻き毛の感じがトイプードル😂

この狛犬はわりと古いもので、慶應4年(1868年)製。およそ150年前に奉納されました。

新作はまさかの

\ピカチュウ/

2021年には強くなれる理由を知りました。

御神木はパワースポット!

大麻比古神社の御神木は樹齢1000年以上の楠の大木で、鳴門市の天然記念物に指定されています。

この御神木が大麻比古神社でいちばんのパワースポットといわれています。

御神木の幹にあいた大きな穴を見ると、”才能の扉が開かれる”とか。大きく枝を伸ばした御神木の姿は生命力にあふれていて、たしかにパワーがもらえそうな感じがしましたよ。

御神木は角度によるとぞうさんっぽく見えます。

木造の神馬

大麻比古神社にはかわいい白馬のご神馬さんがいます。ご神木の手前のちょっと奥まったところにいるので見落としがちですが、いつも扉が開いていて間近で見ることができます。

立派な社殿

こちらが大麻比古神社の拝殿。

お正月などは参拝者がかなり多くてなかなかここまでたどりつけませんが、平日だとゆっくりとお参りできます。

拝殿の前の狛犬は頭でっかちでかなり変わったお顔でした。こちらはさらに古く、宝暦12年(1762年)製です。口の開け方が控えめなので、どっちが阿形かわかりにくい。

前足がやたらと細くて、アンバランスなところもかわいいです♡

後ろ姿も激キュート😆しっぽの巻き方が変わっていて、おしぼりのような、ロールケーキのような。。。

こちらが御本殿、明治13年(1880年)に国費で再建されました。

きっちりと柵で囲われているため、もちろん近づけない&中も見えないんですが、大麻比古神社は御本殿の裏側からもお参りできるようになっているのを知っていますか?🤗

こちらが御本殿の裏側。裏側にもお賽銭箱が置かれています。神さまは御本殿にお鎮まりなので、実は拝殿からよりも裏側からのほうがより近くからお参りできます👏

徳島の神社はこうして裏側からもお参りできるようになっているところが多いですよ🙆

令和の大改修

2022年2月から「令和の大改修」として、約50年ぶりに屋根の銅板が葺き替えられました!

参拝したのは10月14日で、工事の覆いは外れていましたが社殿の扉は閉まっていました。10月20日に神様を新しい社殿に迎える神事が行われたそうです。

銅板がピカピカなのは最初の半年程度で、その後は少しずつ黒っぽく色が変わっていきます。前のような青緑色になるには数十年かかるとか。

これからの経年変化が楽しみですね✨

フクロウは「神の使い」

フクロウは忌部氏に関わりの深い鳥で、大麻比古神社ではフクロウは神の使いとされています。

大麻山には野生のフクロウがいて、毎年5月頃にはかわいいヒナが生まれます。フクロウが御神木にとまっていることもあるらしく、見れたらいいことありそうですよね😆

境内にはすだちがいっぱい!

大麻比古神社の境内には何本かすだちの木が植えられています。すだちといえば言わずと知れた徳島県の名産品、全国シェアほぼ100%です👍笑

実は、すだちは昔から「大麻山が見える範囲でしか実がならない」といわれていて、大麻山にはすだちの古木があるとか。

さすが大麻山のおひざ元、すだちの実が鈴なりでした✨

境内社にもお参りしよう

社殿の奥には境内社が並んでいます。どれも小さなお宮ですが主祭神と関係の深い神さまがお祀りされている場合もあるので、できるだけ境内社にもお参りするのがおすすめ。

豊受社

「豊受社(とようけしゃ)」は御本殿のすぐ奥にあります。御祭神は豊受大神(トヨウケノオオカミ)、食物を司る神さまで伊勢神宮の外宮にお祀りされていることで知られています。

山神社

こちらは「山神社(やまじんじゃ)」、豊受社の隣にあります。御祭神は大山祇神(オオヤマヅミノカミ)、全国の山を管理する神さまです。

天神社近くにお祀りされている鹿江比賣命(カエヒメノミコト)の旦那さまがこちらです💁‍♀️ご夫婦なのにちょっと離れた場所にお祀りされているんですね。

中宮社

メガネ橋方向へ向かう途中にポツンとある「中宮社(ちゅうぐうしゃ)」、こちらは御祭神は不明です。お宮は伊勢神宮の式年遷宮での古材を拝領して昭和49年(1974年)に造営されました。

お賽銭箱には謎の木槌が備えつけられています。

現地にはとくに説明がないので、知らないとまったく意味がわからないんですが中宮社の神さまは耳が遠いので、お参りする前に木槌でお賽銭箱を軽く叩いて合図をするそうです👏

奥宮遥拝所

山の方角に向いて立つお宮が「奥宮遥拝所」。

大麻比古神社の奥宮は「峯神社(みねじんじゃ)」といい、標高538mの大麻山の頂上にあるため、気軽にお参りすることはできません。

奥宮に参拝できない場合はこちらから遥拝しましょう👏

峯神社の御祭神は峯大神(ミネノオオカミ)、津咋見命であるといわれています。

津咋見命(ツクイミノミコト)
天照大神が天岩戸に隠れたとき、天日鷲命(アメノヒワシノミコト)とともに穀の木(かじのき)を植えて白和幣(しらにぎて、木綿のこと)を作った神とされます。

津咋見命は天日鷲命の子にあたる神です。

大麻比古神社の境内にも大麻山への登山道の入り口がありますが、階段が全部で2348段あるので健脚な人でも1時間程度かかるハードウェイだそうです😫

丸山八大龍王神社

丸山稲荷・丸山神社へと上がる階段前にあるこの小さなお宮はWikipediaにも大麻比古神社のホームページにも載っていないんですが、幟には「丸山八大龍王神」とありました。

「八大龍王」は難陀(ナンダ)、跋難陀(バツナンダ)、娑伽羅(シャカラ)、和修吉(ワシュキツ)、徳叉迦(トクシャカ)、阿那婆達多(アナバダッタ)、摩那斯(マナシ)、優鉢羅(ウハツラ)の八神で、宇宙根源の神の使いとして人々の諸願成就のために働く水の神・必勝の神だとか。

名前の響きの通り、八大龍王は仏法を守護する天部の神です。

この先に丸山稲荷神社と丸山神社がありますが、けっこうえげつない階段なのでどうしてもひるんでしまい、まだお参りしたことがありません😂

こちらは奥宮へ行くルートではないのでご注意ください🙅‍♀️

水神社

こちらは「水神社(すいじんじゃ)」。社務所の裏側あたりにあり、ちょっとわかりにくいです。御祭神は水波女神(ミズハノメノカミ)、水を司る神さまです。

西宮神社

第一駐車場側からの参道沿いにひっそりとあるのが「西宮神社(にしのみやじんじゃ)」。社名的に御祭神は”えべっさん”を連想しますが、ところがどっこい天照大神(アマテラスオオミカミ)です。

案内板には「皇室の祖先神」「日本の総氏神」とありますが、大麻比古神社のホームページでは「西宮神社内宮にお祭りされている天照大神をお祭りする神社です」とあります。伊勢神宮じゃないんだ…🤔

マフラーを巻いたかわいい狛犬がいました🥰

心願の鏡池

社殿の奥には「心願の鏡池」と呼ばれる池があります。季節や天気にもよりますが、池の水は肉眼で見てもこんな鮮やかな色をしています✨

これは板東俘虜収容所のドイツ兵たちが掘った池を整備したもので、池にかかる小さなメガネ橋もドイツ兵たちが作ったもの。

いつからか”恋愛成就のパワースポット”といわれるようになり、池の真ん中の石にお金が乗ると恋愛が成就する・願いが叶うといわれていますよ。

ちなみに、岸から石まではそこそこの距離があり、載せるのは至難の業😂

板東俘虜収容所には第一次世界大戦で捕虜となったドイツ兵およそ1000人が収容されていましたが、収容所では人道的な扱いを受けていて、板東の住民とも友好な関係を築いていました。

友好の証として何百年も残るようにと、ドイツの優れた土木技術をいかして作られたので、100年経ってもしっかりと残っています。

3歩くらいで渡り終えるくらいの小さな端ですが、メガネ橋は歩いて渡ることができます。

ドイツ橋

メガネ橋のさらに奥には「ドイツ橋」と呼ばれる橋があります。このドイツ橋も板東俘虜収容所のドイツ兵たちが作ったものです。

メガネ橋よりも大きな橋ですが、こちらは文化財として保存するために現在は渡れません。隣に新しくかけられた鉄橋からドイツ橋を眺めることができます。

ドイツ橋手前には「どい津橋」と書かれた古い石碑も。歴史を感じますね。

 

板東俘虜収容所についてはこちらも💁‍♀️

大麻比古神社のかわいい授与品

大麻比古神社は大きな授与所があり、お守りやおみくじなどいろいろな授与品があります。個人的にお気に入りなのがこのダルマさん。

手のひらサイズで、何とも言えないとぼけた表情がかわいい。こちらは8号サイズです💁‍♀️

ダルマ
6号サイズ:600円
8号サイズ:800円

付属の説明書きによると、

「大麻さま」は方除・厄除・開運の神様であります
不浄、悪魔祓いをして新しい生気を取り戻して再び起き上がるしるしとして古くから参拝者に授与しているのがこの「起き上がりだるま」であります

というもので、起き上がりこぼし的な倒れても立ち上がるダルマさん。縁起物として人気の授与品です😆

まとめ

大麻比古神社は阿波国一の宮で、徳島を代表する神社&徳島きってのパワースポット。徳島の神社めぐりでははずせない神社です。

境内はかなり広く、山が近くて自然も豊かなのでゆっくりと時間をかけて散策するのがおすすめ。

御朱印は拝殿前の授与所でいただくことができ、かわいいしおり付きのオリジナルの御朱印帳もありますよ😆お守りなど授与品も種類が多いので、お参りのあとはぜひチェックしてくださいね。

おすすめのお立ち寄りスポット

大麻比古神社の近くで御朱印がいただける神社仏閣や、合わせて行きたいおすすめスポットをまとめました。

▼近くの御朱印はこちら▼

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