徳島県勝浦郡|ビッグひな祭りは勝浦町の一大イベント!2019年は美女と野獣がテーマ

徳島の行事・イベント

勝浦町で毎年開催されている「元祖ビッグひな祭り」。

大きなひな壇にたくさんの雛人形が飾られているイベントは、今ではひな祭りシーズンには全国各地でよく見かける光景ですが、実はここ徳島県の勝浦町が発祥の地なんです!

ビッグひな祭りはこんな人におすすめ
・季節イベントが好きな人
・ご当地の変わったイベントに興味がある人
・面白スポットが好きな人
雛人形だらけのイベントなので、もちろん日本人形が怖い・苦手な人にはおすすめできません
苦手な方はこのページもそっと閉じてください。
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ビッグひな祭りへのアクセス

勝浦町のビッグひな祭りは道の駅「ひなの里勝浦」横の人形文化交流館で開催されています。

徳島市内中心部から車で40分程度の場所にあります。

国道55号線を阿南・室戸方面へ進み、勝浦川橋南詰交差点で那賀・上勝方面へ曲がります。あとは県道16号線を道なりにまっすぐ行くと、道路沿いに人形文化交流館が見えます。

途中に道の駅「ひなの里かつうら」の案内標識が何か所かにあるので、表示通りに進むとわかりやすいです。

勝浦町人形文化交流館
〒771-4303
徳島県勝浦郡勝浦町生名月ノ瀬35-1

ビッグひな祭りの駐車場

人形文化交流館に100台分、すぐ隣の道の駅「ひなの里かつうら」と産直市「よってネ市」に各30台分の駐車場があり、無料で利用できます。

3月3日のひな祭り直前は来場者が多くて混み合いますが、それ以外なら人形文化交流館に難なく駐車できます。

公共交通機関でのアクセス

ビッグひな祭りの会場付近には駅がないので、車以外で行く場合はバスを利用します。

  • JR徳島駅から徳島バス勝浦線に乗車し、「人形文化交流館前」で下車すぐ

ビッグひな祭りについて

勝浦町のビッグひな祭りは2019年で31回目を迎えた、意外と歴史のあるイベント。

例年2月下旬から3月末まで開催されています。

このイベントは勝浦町の活性化と人形文化保存のために昭和63年(1988年)に始まりました。最初は1000体ほどの雛人形でスタートし、やがて全国から人形の寄付が集まり今では30000体の雛人形が飾られています。

同じ地名の千葉県勝浦市や和歌山県東牟婁郡那智勝浦町にも人形を贈り、各地を巻き込んで今では春の風物詩として定着しています。

オープン直後の9:00すぎに行くとガラガラでしたが、10:00をすぎると近隣の幼稚園児たちや観光バスの団体客が来場していたので、10:00~13:00くらいがいちばん混み合う時間帯かと思います。早めの時間か、午後から行くのがおすすめ。

第31回阿波勝浦 元祖ビッグひな祭り
開催日程:2月23日~3月31日(期間中の休館日なし)
時間:9:00~16:00
入場料:一般300円、小学生100円
人形会館内にトイレあり
公式ホームページ:ビッグひな祭り|阿波勝浦|四国徳島

展示されているのは全国から寄付された雛人形

ビッグひな祭りで飾られているのは、すべて家庭で役目を終えた雛人形たち。

持ち込まれた人形を引き取って供養し、雛人形はビッグひな祭りの会場で第二の人生をスタートしています。

例年1月下旬に雛人形の供養受付を行い、神事としてひな供養も行われています。2019年は1月26日(土曜日)、27日(日曜日)に人形供養の受付をし、28日(月曜日)にひな供養神事が行われました。

引き取りを希望する場合は直接人形文化交流館に持ち込むか、郵送でも受け付けをしています。

ビッグひな祭りで人形供養を行うもの
・雛人形
・五月人形(武者人形)
※供養料として一体につき5000円~(現金又は銀行振り込みにて)

2019年のビッグひな祭りは「美女と野獣」がテーマ!

勝浦のビッグひな祭りは毎年テーマが設定されています。

2019年は「美女と野獣」がテーマで、恐竜を野獣に見立てています。24年ぶりに勝浦町で恐竜の化石が発見されたことを記念したものだとか。

このティラノサウルスは高さ3メートル、幅8メートルとかなりの存在感で、勝浦町で初めて恐竜の化石が発見されたときに埼玉県のイベント会社から寄贈されたもの。

周囲には勝浦町で発見された恐竜の化石も展示されていました。

実は恐竜の町でもある勝浦町、町内には「恐竜の里」という恐竜スポットもありますよ。

ビッグひな祭りの見どころ

ひと言で表すと「カオス」

入り口すぐにもう大きなひな壇があって、ひな祭り気分を盛り上げてくれます。

しかし、同時に視界に入るのは…

すっかり現代っ子になってひしめき合う日本人形たち。

着物から着替えるだけでこんなに印象が変わるもんなんですね。

なぜか巨大な大根も一緒に展示されていますが、ビッグひな祭りは全体的にこんな感じ。ほんとにカオス(ほめ言葉)。

右も左も雛人形

広い館内にはずらっと雛人形が並んでいます。全部同じように見える雛人形ですが、ひとつひとつ衣装や表情に違いがあって見比べるのもおもしろいです。

なかには明治時代や大正時代の貴重なお雛様も展示されています。

雛人形と五月人形がコラボレーションしたコーナーもあり、お内裏様御出陣と銘打たれていました。

館内には顔出しパネルやコスプレコーナーも用意されていて、ひな祭りを思いっきり楽しむことができますよ。

日本最大!8メートルのひな壇

中央にはビッグひな祭り名物の巨大なピラミッド型ひな壇。

高さ8メートル、100段あり日本最大のひな壇です。「最大級」じゃないです、最大です。

上のほうはもはや豆粒みたいで、ぜんぜん見えません。

さらにカオスが加速する「幸福の門」

「この門をくぐる者は一切の希望を捨てよ」的に立ちはだかる幸福の門。

ここからはビッグひな祭りの世界観が凝縮されたコーナーとなっています。

LEDに彩られた別世界

キラキラしたLEDがまぶしい通路には、両サイドに雛人形が並んでいます。

こちらは小さめの段飾りやケース入りのお雛様がちりばめられていて、全体的にかわいらしい感じ。

雛人形以外も、ぬいぐるみやオブジェがいろいろと並んでいます。

『並べるとき楽しかっただろうなぁ』と思う、カモンベイビーな小ネタがしこまれたコーナーがあったり。

人形のポーズや表情をいかした面白いディスプレイが他にもいろいろあって、お雛様たちはひな壇から飛び出して生き生きとしていました。

『イベントにやってくるお客さんに楽しんでもらおう!』という、勝浦町の意気込みを感じますね。

町おこしのお手本になるイベント

ビッグひな祭りでは唐突に阿波踊りが現れたりして、あれもこれも!といった感じで、雛人形がまったく関係ないコーナーもあります。

そんなところに、勝浦町全体でビッグひな祭りを盛り上げようと試行錯誤して工夫しているのが感じられます。

30年続けた結果、人口5000人程度の小さな町に毎年3万~4万人が訪れるという一大イベントに成長しました。町おこしとしては大成功ですよね。

館内ではご町内の方たちが喫茶コーナーや物産コーナーを運営していて、勝浦町の名産品やおすすめのお土産をいろいろと教えてくれますよ。

会場に展示されている日本人形、どこか嬉しそうな表情に見えませんか?

毎年たくさんの人に見てもらって、かわいいと言われて、家にずっと仕舞われてるより人形も幸せなのかも。

勝浦町のビッグひな祭りを体験すると、『日本人形が苦手…』という人も克服できるかもしれませんよ。

まとめ

初めて行ったビッグひな祭りですが、思っていた以上に楽しいイベントでした。

こんなにたくさんの雛人形が並んでいる光景って他ではなかなか見ることができませんし、人形のポーズや表情をいかした楽しいディスプレイで日本人形が苦手な方でも楽しめそうです。

今では全国各地で開催されているビッグひな祭り系イベントの元祖・勝浦町の本気を感じに、ぜひ人形文化交流館に行ってみてくださいね。

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