七ヶ所まいり|四国霊場71番から77番までの7か寺を巡る!手軽にできるお遍路体験

四国霊場

「七ヶ所(しちかしょ・ななかしょ)まいり」は江戸時代から続く風習です。これは香川県善通寺市周辺の7か寺を巡ることで、四国霊場をすべて巡ったのと同じ功徳が得られるというもの。

身体的、経済的、時間的、その他さまざまな事情により、お遍路をしたくてもできない方もいますよね。そんなときにおすすめなのが、「七ヶ所まいり」です。

古くから1日で巡れるおすすめコースとされ、江戸時代のお遍路ガイドブックにも「足よはき人は此印七り七ヶ所めぐれば四国巡拝にじゅんず」と記載されていました。

七か所まいりのお寺でいただける御朱印のほか、札所間の距離なども解説します💁‍♀️

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七か所まいりのイベント


七か所まいりでは定期的に花手水などのイベントが開催されています。

直近では

  • 11月6日~11月21日
  • 12月29日~1月31日

に開催されます。

七ケ所まいりマップ

七ヶ所まいりのお寺は75番札所善通寺周辺に位置しています。

七ヶ所まいりの総距離はわずか16km。

四国霊場をすべて巡ると1200km(車の場合は1400km)なので、七ヶ所まいりだとわずか100分の1程度の距離です。お得!

車だとスイスイと回れますし、歩きの場合も一部札所間が遠いところもありますが、朝早くに出発すれば1日で終えることができる距離です。

札所間の距離
  • 71番→72番
    🚙10分 👣60分
  • 72番→73番
    🚙2分 👣7分
  • 73番→74番
    🚙5分 👣45分
  • 74番→75番
    🚙5分 👣20分
  • 75番→76番
    🚙10分 👣70分
  • 76番→77番
    🚙10分 👣70分

七ヶ所まいりでいただける御朱印

七ヶ所まいりには専用の納経帳もあります!

一般的な和綴じや蛇腹の御朱印帳タイプが何種類かあり、好みに合わせて選ぶことができますが、個人的におすすめなのがこの散華型のもの。

七ヶ所まいり散華帳:2000円

「散華(さんげ)」は蓮の花びらのことで、お寺の法要などで仏を讃えて撒かれるものです。

後述するカラフルな七福神の御朱印は令和2年(2020年)3月から新たに授与されるようになったもので、「虹色御朱印」とも呼ばれています。

虹色御朱印はこの散華型の納経帳にしか書いていただけません。

七ヶ所まいりのお寺

七ヶ所まいりの7つのお寺はこちら💁‍♀️

  • 71番 弥谷寺
  • 72番 曼荼羅寺
  • 73番 出釈迦寺
  • 74番 甲山寺
  • 75番 善通寺
  • 76番 金倉寺
  • 77番 道隆寺

散華帳にいただける七福神の御朱印をご紹介します。

納経料:各300円

71番弥谷寺

弘法大師が7歳から修学に励まれたといい大師堂内を進むと獅子ノ岩屋や明星ノ窓が参拝できる。
又、仏神の世界に通ずるとされる水場之洞もあり、お水まつりという願掛けでも知られる。七福神は大黒天。

七か所まいり公式ホームページより引用)

四国霊場屈指の難所、本堂まで540段の階段がある弥谷寺(いやだにじ)から七ヶ所まいりがスタートします。

難所は難所なんですが、500円を納めることで270段目からスタートできる課金ルートが誕生しました。体力に不安がある方、参拝の時間を短縮したい方にはおすすめです。

御朱印

弥谷寺には大黒天が祀られています。大師堂前に像がありました。

72番曼荼羅寺

弘法大師により開基されたといわれ、弘法大師が唐より帰朝のち、堂宇を建立し、寺名を曼荼羅寺に
改めたといわれている。御本尊は大日如来、七福神は福(招福)・禄(蓄財)・寿(長寿)を司る福禄寿が
まつられている。

(七ヶ所まいり公式ホームページより引用)

ハードすぎた弥谷寺からうって変わって、ド平地にある足腰に優しいお寺。

こちらには弘法大師お手植えと伝わる樹齢1200年の松の木がありました。現在は枯れてしまい、松から作られた「笠松大師」があります。

御朱印

曼荼羅寺には福禄寿が祀られています。納経所の近くに像がありました。

73番出釈迦寺

出釈迦寺の奥之院は、弘法大師の捨身伝説で知られる捨身ヶ岳禅定。禅定(ぜんじょう)とも呼ばれ
我拝師山上にまつられる。境内の三鈷之松は子授け・安産成就に霊験ありといわれる。
御本尊は釈迦如来、七福神は商売を司る恵比寿天がまつられている。

(七ヶ所まいり公式ホームページより引用)

曼荼羅寺からすぐ近く、弘法大師が御年7歳で飛び降りたという伝説の「捨身ヶ岳」が見えます。

捨身ヶ岳は奥の院ですが、なかなかのハードウェイ。出釈迦寺の遥拝所からも拝めます。

御朱印

出釈迦寺には恵比須が祀られています。山門近くに像がありました。

74番甲山寺

弘法大師が満濃池治水工事の成就を祈願したとされる札所。弘法大師が自ら刻んだ薬師如来が
御本尊としておまつりされ、七福神は毘沙門天がおまつりされている。
毘沙門天は弥山(須弥山・仏天)を守護する四天王の一尊として知られる。

(七ヶ所まいり公式ホームページより引用)

境内にはかわいいうさぎの像があったり、女子向けの映える寺です。

弘法大師がお寺を建立する適地を探していたとき、甲山寺の洞窟から聖者が現れて「この地にお寺を作りなさい」と告げたとか。満濃池の工事の際にも弘法大師はこの洞窟で完成を祈ったそうです。

御朱印

甲山寺には毘沙門天がお祀りされています。

聖者が現れたという洞窟に像がありました。中に入ることができます。

甲山寺ではかわいいうさぎの御朱印もいただけます。

和紙に書かれているものは花手水めぐりや七夕めぐりなどのイベント限定ですが、通常は御朱印帳に印を押してもらえます。

納経以外の御朱印はうさぎのほかに「兜」もあります。

うさぎ・兜の御朱印:各300円

75番善通寺

弘法大師の誕生地として知られる。弘法大師が帰朝のち、父君の菩提を弔うため建立されたという。
御影堂(大師堂)の横には産湯の井戸があり、母君(玉寄御前)の部屋があったといわれる。
安産・子授けに霊験ありといわれる子授け石や腹帯でも有名。七福神は布袋尊。

(七ヶ所まいり公式ホームページより引用

言わずと知れた弘法大師の実家。超聖地。

御朱印

善通寺には布袋尊が祀られています。大師堂前の売店奥に像がありました。

76番金倉寺

弘法大師の甥、智証大師誕生の地で知られる。地元では子授け・安産のおかるてんさんでも親しまれ、
寺名から蓄財にも霊験ありといわれている。七福神は蓄財や芸事をつかさどる辨財天をまつる。
また、乃木将軍が住居としたことでも有名な寺院。

(七ヶ所まいり公式ホームページより引用)

金倉寺があるエリアは弘法大師の甥、智証大師の地元。

この地は鬼子母神が日本で最初に現れた場所といわれて、「おかるてんさん」として親しまれています。

御朱印

金倉寺には弁財天が祀られています。

境内に金倉寺独自の七福神もあり、像を見落としました💦弁財天を祀る祠があったので、そこにあったのかな…。

77番道隆寺

和気道隆乳母の菩提を弔うため、建立されたといわれる。本堂隣の堂宇には、眼なおし薬師がまつられ、
眼病に霊験があるといわれている。御本尊は、弘法大師が刻んだと伝わる薬師如来。
七福神は、長寿をつかさどる寿老人がまつられている。

(七ヶ所まいり公式ホームページより引用)

奈良時代の豪族、和気道隆(わけのみちたか)に由来するお寺。

道隆寺の御本尊は「目なおし薬師」と呼ばれ、目に悩みがある方は本堂左奥にある「潜徳院殿堂」にもお参りを。

御朱印

道隆寺には寿老人が祀られています。本堂の手前に像がありました。

 

七ヶ所まいりについてはnoteでも書いてます。

良かったらこちらもご覧ください💁‍♀️

 

#19 お遍路再開!よろしく弥谷寺|kanakana@とくしま御朱印なび|不惑の御朱印ガール|note

令和6年(2024年)4月1日より、納経料と納経所対応時間が変更になりました。

納経料

  • 納経帳300円→500円
  • 大師納経300円→500円
  • 掛け軸500円→700円
  • 白衣200円→300円

※重ね印は300円据え置き

納経所対応時間
7:00〜17:00→8:00〜17:00

四国霊場
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