→→徳島・四国の郵送対応御朱印まとめ

徳島県徳島市|16番札所観音寺は住宅街にあるコンパクトなお寺、光明真言印は要チェック!

四国霊場

四国八十八か所霊場第16番札所観音寺は徳島市国府町にあり、前後の札所との距離が比較的近い参拝に便利なお寺です。「徳島市5か所参り」として昔から親しまれているとか。

お寺は住宅街の中にあり、境内もかなりコンパクトですが見どころがないというわけではありません!道中着を着てお遍路している方や白衣に納経をしている方は要チェックな、四国霊場でここにしかない「光明真言印」があります。

スポンサーリンク

観音寺へのアクセス

観音寺
〒779-3123
徳島県徳島市国府町観音寺観音寺49-2

観音寺は住宅街の中にあり、周囲の道路は道幅が狭いのでご注意を。徳島市中心部から車で15分程度の場所にあり、国道192号線を鴨島・池田方面へ進むと観音寺への案内標識があるので表示通りに進みましょう。

  • 徳島自動車道藍住インターから6.8km
  • 高松自動車道板野インターから10km

観音寺の駐車場

観音寺には参拝客が無料で利用できる駐車場があります(普通車5~7台)。

駐車場が小さいので、春や秋のお遍路シーズンには停められないことがあるかもしれません。第二駐車場はなく、近隣にコインパーキングもないため要注意です。

いつの間にかお寺の東側に大きな駐車場ができていました。観光バスもばっちこいなスペースですが、舗装されていない広場的な感じでした。今後整備されるのかも。(2020/6/19追記)

公共交通機関でのアクセス

観音寺に車以外で行く場合はJRとバスが利用できます。

  • JRを利用する場合:JR徳島線府中(こう)駅から1.2km、徒歩15分
  • バスを利用する場合:徳島バス鴨島線に乗車し「観音寺北」バス停で下車、徒歩5分

前後の札所

15番札所国分寺から1.8km

17番札所井戸寺まで2.8km

観音寺の御朱印

観音寺は本堂の左に納経所があります。参拝したときは納経所に誰もいませんでしたが、呼び出し用のインターホンを押すと隣にあるご自宅から来てくれました。

納経料:300円

観音寺の御影

観音寺で納経をすると、御本尊のお姿を描いた御影(おすがた・おみえ)が無料でいただけます。

カラーの御影をいただく場合は別途200円が必要です。

観音寺の納経受付時間

観音寺の納経受付時間は7:00から17:00までです。

観音寺は時間に厳しいお寺のひとつで、17:00ぴったりに納経所が閉まるのでくれぐれも時間にはご注意を。

観音寺について

観音寺の創建は天平13年(741年)に聖武天皇が国分寺建立の勅命をだしたのと同時期、行基菩薩に命じて勅願道場として建立されたと伝わっています。1300年以上の歴史があるお寺です。

その後、弘仁7年(816年)にこの地を訪れた弘法大師が御本尊の千手観音像を刻み、寺号を「観音寺」と改めました。

天正年間(1573年~1592年)には長宗我部元親による兵火で焼失し、荒廃していましたが万治2年(1659年)に3代目徳島藩主・蜂須賀光隆公が再建しています。

正式には光耀山(こうようざん)千手院(せんじゅいん)観音寺(かんおんじ)といい、高野山真言宗のお寺です。

観音菩薩が御本尊なので、ついつい「かんのんじ」と読みがちですが寺号の読みは「かんおんじ」が正解です。

観音寺の御本尊

観音寺の御本尊は弘法大師作の千手観世音菩薩像、等身大の大きさといわれています。

脇侍として不動明王像と毘沙門天像がひかえていて、御影にも3体の仏さまが描かれています。脇侍も弘法大師作と伝わっていて、不動明王は悪魔を降伏するため、毘沙門天は鎮守国家のために作られました。

観音寺に伝わる光明真言の印

観音寺には弘法大師の筆跡を刻印した光明真言の印があり、希望すれば白衣の襟に押印していただけます。

光明真言印の押印料:1500円

こちらは納経帳には押印できず、道中着か納経用の白衣のみへの押印となっています。押印料は1500円とちょっと高く感じますが四国霊場で唯一のもので他のお寺ではいただけず、白衣に光明真言があれば輪袈裟も必要ないそうですよ。弘法大師の筆跡を刻印した、というところもありがたみ倍増です。

この光明真言の印はお遍路の道中は身を守ってくれ、納棺のときに着ると極楽浄土へ導いてくれるといわれています。

光明真言(こうみょうしんごん)
正式には「不空大灌頂光真言(ふくうだいかんぢょうこうしんごん)」といいます。24文字の梵字からなる密教の真言で、唱えることで過去の罪が許され、病気が治るなどの御利益があります。
観音寺で押印してくれる印の読み方は「オン・アボキャ・ベイロシャノウ・マカボダラ・マニ・ハンドバ・ジンバラ・ハラバリタヤ・ウン」。お遍路で丁寧にお経を唱えている方にはおなじみの真言ですね。

観音寺の見どころ

新しい本堂

観音寺の本堂は建て替えられたばかりのようで、屋根瓦がピカピカでした。なのに、本堂全景を映した写真が一枚もないという痛恨のミス。ぜひ現地でご堪能ください。

本堂の龍の彫刻は彩色が鮮やかできれいでした。

観音寺の本堂には女性が炎に包まれている姿を描いた絵馬が奉納されています。シチュエーションがよくわかりませんが、これは実話に基づいたものだそうです。

実…話…?😲

明治17年(1884年)、お遍路をしていた淡路島の女性が観音寺でぬれた着物をかわかして休憩していたところ、引火して炎に包まれました(雨が降るなか、突然着物から火が出たという説も)。
大やけどをした女性は仲が悪かった姑を木にしばりつけて火がついた棒で折檻していたことを白状し、懺悔の意味をこめてこの絵馬を奉納したといわれています。

ふだんは絵馬を見ることはできませんが四国霊場開創1200年記念のときは本堂前に掲げられていたそうなので、今後も記念イヤーには見ることができるかもしれません。

直近の四国霊場の記念イヤー
2020年 大師号授与1100年記念
2023年 弘法大師御生誕1250年記念

仏足石

本堂前にはお釈迦さまの足跡を模した「仏足石」があります。こちらも本堂と同じく新しい感じで、四国霊場ではわりと見かけるタイプのもの。

びんずるさん

13番札所以降見ることがなかったですが、観音寺には賓頭盧尊者がいます。お久しぶりです。

賓頭盧(びんずる)尊者は「びんずるさん」と呼ばれるなで仏で、自分の体の悪いところと同じところをなでると病気が治るといわれていますが、観音寺のびんずるさんは小さなお堂にみっちり収まっていてなでることはできません。

膝くらいならギリギリいけるか…🤔

顔が怖いんですけど。

大師堂と庚申堂

本堂に比べると歴史ある雰囲気の大師堂。

肉球のぷにぷに感がかわいい獅子が飛び出ています。

大師堂の左隣にある崩壊寸前の小さなお堂は庚申堂です。庚申堂には青面金剛(しょうめんこんごう)がお祀りされています。

青面金剛には延命長寿の御利益があり、自分自身だけでなく親類や他人までも病気や災難から守ってくれるというハイパワーな仏さまです。

夜泣き地蔵

大師堂の右隣には「夜泣き地蔵」があります。夜泣き地蔵を案内するニュータイプの小坊主くんが気になる。

このお地蔵さんにお願いすると子供の夜泣きを止めてくれるといわれ、夜泣きのほかにも子供の病気平癒・健康・成長を祈願します。夜泣き地蔵はお礼に奉納されたかわいい前掛けをつけていて、参拝するたびに変わっています。

夜泣き地蔵は眠れない悩みがある人にも御利益があるそうなので、小さな子供がいない方もお参りしてみては。

阿波国総社「八幡総社両神社」

観音寺の本堂右隣には八幡大神宮・総社大御神(八幡総社両神社)が鎮座しています。こちらは阿波国総社とされる神社です。

総社(そうじゃ・そうしゃ・すべやしろ)
特定の地域内の神社にお祀りされている神さまを集めた神社。昔の県知事的存在である「国司(こくし)」は赴任地に到着後、すぐに定められた順に神社を参拝するという習慣がありました。これが現在でも「一の宮」、「二の宮」として残っています。該当する神社が近くにあればいいですが参拝に不便な場所もあるので、国府に近い場所に「総社」として神社を集め、そこに参拝するようになりました。

今は境内の隅にひっそりとある小さな神社ですが、かつては3000坪もの広大な敷地がある神社でした。八幡大神宮の御祭神は応神天皇、総社大御神には阿波国式内社50座が合祀されています。

御朱印あります

拝殿に宮司さん宅の住所と電話番号が書いてあり、お宅を訪ねるか又は郵送にて御朱印がいただけます。観音寺では八幡総社両神社の御朱印対応はしていないのでご注意ください。

小坊主くん

観音寺はコンパクトな境内ながら、本堂と大師堂両方に小坊主くんがいます。大師堂の小坊主くんは顔に何かかけられていて、もはやいじめレベル。

まとめ

観音寺は住宅が密集するなか突然現れる鐘楼門がインパクトがあるお寺。

境内は左右に広がる形でとてもコンパクトですが、子供の夜泣きや成長に御利益がある「夜泣き地蔵」、小さいながら由緒ある「八幡総社両神社」があるなど見どころがありました。

お遍路の道中に白衣を着ている方や白衣に納経をしている方は、四国霊場で唯一の「光明真言印」を押してもらうのがおすすめですよ。

▼次の札所はこちら▼

徳島県徳島市|17番札所井戸寺といえば弘法大師が掘った井戸!お加持水テイクアウトできます
四国八十八か所霊場第17番札所井戸寺は、その名のとおり境内に井戸があります。この井戸は弘法大師が掘ったもので、姿が映らないと3年以内に厄災があるといわれています。蜂須賀家の屋敷から移された珍しい武家造りの門と、巨大なわらじも見どころのひとつ。
タイトルとURLをコピーしました