2020年、新型コロナウィルスの感染拡大により、日常生活が一変しました。いったん落ち着いたかのように見えましたが、再び新規感染者が増加傾向にあり、不要不急の外出自粛などが呼び掛けられています😫
神社仏閣への参拝は不要不急、といわれればそれまでですが…今この時しか参拝できないという事情もあるかもしれませんので、徳島・四国・淡路島での最新の状況をお伝えできれば、と思います。
このページでは、徳島県内を中心に当ブログでご紹介した神社仏閣の対応についてをまとめていきます。ご参拝前にご確認ください。
【最新】2021年の徳島・四国・淡路島の神社仏閣、コロナの影響
新型コロナウィルス新規感染者の急増により、関東地方では再び緊急事態宣言が出されました。徳島県ではそれほど新規感染者は出ていませんが、神社仏閣でも参拝者の安全確保のためさまざまな対応がとられています。そのため、2021年1月現在、拝観停止としている寺社はありません。
手水の封鎖やアルコール消毒の設置、参拝時のマスク着用の呼びかけがメインですが、一部の寺社では御朱印の対応を書置きのみ又は対応不可としています。
【徳島県】
- 大麻比古神社(書置きのみ)
- 日峰神社(対応不可)
- 四国霊場第7番札所十楽寺 2/10まで納経停止
他にもあるかもしれませんので、わかり次第追記します🙇♀️
2020年の状況
以下の内容は2020年時点の緊急事態宣言前後のもので、現在は拝観停止や御朱印対応不可などはなく、すべて通常通りの対応に戻っています。
参考のために書き残しておきます。
徳島の神社にもコロナの影
日に日に感染者が増加している新型コロナウィルス。参拝者が多い都市部の神社仏閣では御朱印の対応を休止しているところもあるそうですね。
現在、徳島県内では3名の陽性が判明していますが、全国的に見ると比較的感染者は少なめです。しかし、今後の状況によっては御朱印の対応等に変化があるかもしれません。
徳島県内でも、ほとんどの神社やお寺で不特定多数の人がさわる手水舎のひしゃくやタオル・手ぬぐい等をすでに撤去しています。手水の代わりとして手指消毒用の除菌スプレーを設置しているところもあり、以前とはまったく違う光景になっています。眉山天神社や王子神社では、ひしゃくと手ぬぐい撤去に関する注意書きが手水舎にありました。
それでも、徳島県内、四国、淡路島では御朱印の対応を休止している寺社は今のところありません。⇒7都府県での緊急事態宣言後、四国でも少しずつ御朱印対応に変化が出ています。
徳島県内では県都・徳島市や県西部・南部では感染者が出ておらず、まだ対応は手探り状態なのかも…。四国内では愛媛県と高知県で感染者が増加傾向にありますが、香川県は2人、徳島県では3人、淡路島では1人と比較的少なめ(4月3日現在)。
ですが、すでに徳島県民には知事から首都圏や関西圏への往来自粛要請があり、今後どうなるかが不安ではあります。
各霊場の対応は?
7月22日現在、四国にあるすべての霊場が通常通り納経を受け付けています。
四国八十八か所霊場
四国といえば、四国八十八か所霊場。とくに今年は4年に一度のうるう年なので、本来ならば今ごろ逆打ちフィーバー中のはずですが、お遍路さんはいつもより少なめな印象。春はお遍路シーズンなのでいつもなら歩き遍路さんをよく見かけるのですが、昨年までに比べると体感的にもかなり減っている気がします。
ですが、今のところ「お遍路さんを受け入れない」という状況ではありません。霊場会のホームページでもとくにアナウンスはなく、まだ”感染者の方へのお見舞い”のみでした。これからお遍路を予定している場合は、最新状況を確認したほうがいいかもしれませんね。
緊急事態宣言後も変わらないこの霊場会の対応については、”今現在、どのくらいの人がお遍路をしているのか正確に把握できない”というのが大きな理由だと思われます。歩き遍路の方は通信手段がない場合もあり、外国人の方もおられるので、霊場会としても一概に「今はお遍路に来ないで!」とはなかなか言えませんよね。
SNSで情報を積極的に発信しているお寺では、参拝を控えるよう求めているところも出始めています。なにとぞ、不要不急のお遍路はお控えください。
納経中止・閉山のお寺あります
4月14日以降、四国霊場のお寺でもコロナ対策で納経を取りやめる・閉山するお寺があります。
- 39番延光寺:納経所を閉鎖(4月25日~5月10日まで)
- 54番延命寺:納経所を閉鎖(4月15日~5月6日まで)
- 56番泰山寺:閉山(4月14日~未定)
- 66番雲辺寺:納経所を閉鎖(5月1日~未定)
- 76番金倉寺:納経所を閉鎖(4月20日~未定)
霊場会のホームページにコロナ特設ページがあるので、お遍路をされる場合は必ずお出かけ前に必ずご確認ください。対応欄が「閉山」の場合は参拝ができないのでご注意ください。
諡号1100年記念事業のタイムリミット
今年2020年は弘法大師が”お大師さん”になられて1100年の記念の年。
さまざまな記念事業がありますが、それぞれ終了時期が異なります。お遍路を自粛した場合、コンプリートが間に合うか気になりますよね。
- 諡号(しごう)1100年記念として2019年5月1日から授与されている「御詠歌札」は2021年12月31日まで
- 2019年4月28日より有志8か寺で授与されている「諡号記念ピンバッジ」は2020年末まで(予定)
- 2020年元旦より授与されている「大師納経」は期限なし
とりあえず諡号記念ピンバッジは今年いっぱいまでの予定となっているので、集めている方・これから集める予定の方は注意が必要ですね。私もまだ「南」「照」「金」の3つしか手に入れてないんですが…間に合うのかこれ。霊場会として正式に「参拝自粛」などの対応がある場合は、授与期限の延長をしてくれればいいのですが。
その他の記念品は終了期限まで余裕があるので、コロナ終息後にお遍路を始めても大丈夫そうです。
5月11日より納経再開
5月14日に四国四県では緊急事態宣言が解除される見込みとなり、11日からほとんどのお寺で納経が再開されています。ただし、しばらくは納経所の受付時間が短縮されているのでご注意ください。
一部のお寺では引き続き閉山、納経所の閉鎖が続いています。お参りに行かれる場合は最新情報をご確認ください。
淡路島七福神霊場
一方、3月31日に初めての島内感染者が出たため、淡路島七福神霊場ではしばらくの間ハッピー券持参特典の御祈願と法話の取りやめが決定しました。一部、本堂を閉鎖しているお寺もあるそうです。
福笹を希望する方のみ各寺院で200円を納めるシステムに変更し、お納経(御朱印)の対応は従来通りとなっています。
御祈願&法話を再開
6月1日より、ハッピー券特典の御祈願と法話を再開されました。しばらくの間はご住職や職員さんはマスク着用での対応、参拝者にもマスク着用の協力を求めています。
四国別格二十霊場
四国別格二十霊場でも緊急事態宣言を受けて正式に参拝自粛を呼びかけています。現時点では納経所の閉鎖はしていませんが、他の霊場と兼務しているお寺が多く、霊場ごとの方針が異なるため閉鎖できないという理由です。
4月24日~5月10日まで、ほとんどのお寺で納経・数珠玉の授与を停止しています。20番札所大瀧寺のみ、「参拝自粛のお願い」に留まっています。
納経所対応時間を短縮
5月11日時点で、別格二十霊場すべての寺院で「参拝自粛のお願い」が継続されています。閉山・納経所閉鎖ではないのでお参りはできますが、県境をまたいでの移動の自粛が要請されている現状では以前のようにお参りウェルカム状態ではありません。引き続き、不要不急のお遍路はお控えください。
なお、当面の間は四国霊場と同じく納経所の受付時間が8:00~16:00までに短縮されています。
四国三十六不動霊場
緊急事態宣言に伴い、四国三十六不動霊場でも4月20日より「参拝自粛のお願い」をしています。入山の規制や納経所の閉鎖等は各寺院ごとに対応が異なるので、公式ホームページをご確認ください。
四国三十三観音霊場
他の霊場のように「納経の自粛」「参拝の自粛」などの要請はなく、対応は各寺院に任されているようです。一部、納経所を閉鎖しているお寺があるので参拝される場合はご確認を。
御朱印しばらく中止します
以下の寺社では当面の間、御朱印の対応を中止していますのでご注意ください。
伊豫豆比古命神社(愛媛県)
愛媛県松山市の通称「お椿さん」伊豫豆比古命神社では、4月26日より当面の間御朱印の受付を停止しています。通常は17:00まで受け付けしている授与所も、終了時間が15:00までとなるのでご注意ください。
★参拝は15:00以降も可能
御朱印再開
緊急事態宣言の解除を受け、5月21日より御朱印を書置きのみで再開されるそうです。御朱印の受付時間も以前のように17:00までに戻ります。
書置きでの対応は7月末まで続けるとのこと。
王子神社(徳島県)
4月22日より、当面の間御朱印は書置きのみでの対応となります。
また、社務所受付時間も9:00~16:00までと通常より一時間短縮されていますのでご注意ください。今後の状況によっては受付時間のさらなる変更があるかも。
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記帳再開
5月14日に緊急事態宣言が解除され、神社庁から御朱印再開OKの確認が取れ次第、以前のように御朱印帳への記帳を再開するとのことでした。それまでは書置きのみでの対応なので、直書き希望の方は15日以降の参拝をおすすめします。
なお、社務所受付時間は当面の間16:00までです。
★6月1日より、受付時間は通常に戻っています。
社務所受付時間を短縮します
以下の寺社では当面の間、社務所の受付時間が短縮されていますのでご注意ください。
田村神社(香川県)
香川県での陽性者増加の影響で、讃岐国一の宮・田村神社では社務所受付時間を短縮しています。当面の間、受付終了時間が16:00までとなります(通常は17:00まで)。
また、田村神社名物「日曜うどん」も4月いっぱいは休業、5月3日は今後の状況によって決定するとのこと。
他県からの参拝自粛のお願い
5月6日より御祈祷の受け付けなどを再開されていますが、当面の間地域住民の安全のため県をまたいでの参拝自粛の要請がありました。
なお、日曜うどんは5月いっぱいはお休みです。
郵送での対応始めました
7都府県での緊急事態宣言後、四国でも御朱印は郵送のみ又は郵送での対応も可能、という寺社が出てきました。今後も増えるかもしれないので、随時追加・修正していきますのでご確認ください。
☟郵送対応の御朱印についてはこちらでもまとめています。
細勝寺(高知県) ※受付終了
4月から季節替わりの御朱印を始めた高知県の細勝寺。
現在も御朱印の対応は変わらず行っていますが、このご時世なので”予定していた旅行を取りやめる方も増えているかもしれない”ということで、写経と一緒に御朱印帳(御首題希望の場合は御首題帳)を送ると、御朱印を書いて返送していただけるとか。⇒4月11日より、御朱印は郵送での対応のみとなっています。
写経については、まず細勝寺の公式SNS(Instagram、Twitter、Facebookいずれか)のダイレクトメッセージで以下の内容を送ります。
- お名前(ふりがな付)
- 送り先住所
- 写経の字のサイズ(大小いずれか)
同封される説明書を読み、送っていただいた用紙に写経。写経は筆ペンや鉛筆でもOKだそうです。細勝寺に写経を返送すると、朝のお勤めでご祈願していただけます。
眉山天神社(徳島県) ※受付終了
⛩御朱印【4月限定】の郵送方法のご案内⛩ 新型コロナウイルスの自粛対応としまして今月は神社に来られない方々にも郵送でも頒布対応させていただけます。 詳しくは⛩徳島眉山天神社 ☎088‐622‐9962【住所】〒770‐090…
徳島眉山天神社さんの投稿 2020年4月13日月曜日
眉山天神社では現在も参拝して直接御朱印を書いていただくことができますが、外出自粛の影響で参拝できない方(主に県外の方)に向けて、郵送での御朱印授与を始めました。
- 自分の御朱印帳を郵送して書いていただく
- 眉山天神社の御朱印帳を受けて書いていただく
授与していただくパターンによって送料等が異なるため、詳しくは天神社へお電話でお問合せください。
金刀比羅宮(香川県)
「こんぴらさん」でおなじみの金刀比羅宮では新型コロナウィルス感染拡大の影響で境内立入禁止となっていて、当面の間参拝ができません。立入禁止期間は5月31日までとなっています。
金刀比羅宮では御朱印やお守りなどを郵送していただけます(郵送対応はコロナ前からされています)。
御朱印は本宮、奥社へ行く途中にある白峰神社、奥社・厳魂神社の3種類ありますが、すべて郵送で拝受可能。詳しくは金刀比羅宮へお問合せください。
春日神社(香川県)
香川県丸亀市に鎮座する春日神社では6月からアマビエ様御朱印を郵送で頒布しています。こちらは神社では受けることができないので、近隣の方も春日神社ホームページの「授与品」タブから申し込みを。
國分八幡宮
7月7日まで頒布していた「夏詣特別御朱印」が香川県外の方のみ郵送でいただけるようになりました。
- 受付期間:8月25日まで
- 受付方法:メール限定
▼徳島・四国・淡路島でいただけるアマビエ様の御朱印や護符はこちら▼
神事や行事は縮小傾向
4月は神社では春の例大祭があったり、お寺ではお釈迦さまのお誕生日「花まつり」などで例年は行事やイベントが盛大に行われますが、今年は四国の神社仏閣でも自粛・縮小傾向にあります。
お出かけを予定されている場合は事前に開催状況などを確認しましょう。
「うそかえ祭り」は規模縮小
毎年4月24日に開催される香川県の滝宮天満宮の「うそかえ祭り」も、今年は各式典は中止でうそ鳥の授与のみとなっています。
金長神社の5月の限定御朱印は中止
年に3回だけ限定御朱印の授与がある金長神社。今年は5月の例大祭の中止が決定したため、限定御朱印の授与もありません。
地蔵寺では従来通り御朱印の授与をしていただけますが、こちらは特別御朱印ではなく通常の御朱印です。
「藤まつり」は規模縮小
桜の次は藤のお花見!徳島県名西郡石井町では見事な藤棚を持つ町内3か寺で「藤まつり」が開催されますが、今年はかなりの規模縮小。
イベント等はありませんが、例年通り藤の花の見物はできるようです。メイン会場となる地福寺では4月15日~5月3日まで、開花状況は地福寺ホームページをご覧ください。
白鳥神社の春祭りは規模縮小
香川県東かがわ市の白鳥神社では毎年盛大に春祭りが開催されていますが、今年はほとんどの行事を中止しての開催となるようです。
★春祭り限定御朱印は今のところ4月1日~5月10日までの日程に変更なし
「お大師さんの陶器市」は中止
私も楽しみにしていた淡路島の願海寺の「お大師さんの陶器市」ですが、今年はやはり中止となりました。
ちなみに、「年に一度の猫の御朱印」はこんなデザインの模様。おとぼけ顔の猫さんの印がかわいいですね♡
お寺から徒歩15分くらいの山の中に、こんなお顔の猫の石碑(猫塚)があるそうです。法要のあと、猫塚を見に行くイベントもあったので中止になって本当に残念です。また来年の4月21日を楽しみに。
まとめ
現状、わかる範囲での各神社仏閣の対応をまとめました。
今後の状況によっては、徳島・四国・淡路島の神社仏閣でも御朱印対応の休止等があるかもしれないので、随時更新・追加していきます。
個人的にも御朱印めぐりを少し自粛します
今までは神社仏閣への参拝や御朱印めぐりなどで週に2回ほど出歩いていましたが、今後は少し自粛しようと思っています。とくに”ご自宅を訪ねて御朱印をいただく系の寺社”については、この状況が落ち着くまでは完全に避けます。
参拝する場合は
- マスクの着用
- 御朱印帳をお渡しする前に手指消毒用アルコールを使う
- 比較的参拝者が少ない平日午前中の短時間のみ
- 他の参拝者がおられる場合は距離をとる(又は時間をずらす、参拝をやめる)
など、自分でできる対策を徹底します。5月以降の月替わり御朱印も、状況によっては参拝を控えるかもしれません。
ただ、今までにいただいた御朱印や参拝した寺社で記事にしていないところがまだまだあるし、過去記事も追記・修正してボリュームアップをしたいので、ブログの更新自体はこれからも細々と続けます。
コロナ終息後のお出かけ計画やエア旅行としてお楽しみいただければ、と思いますので今後ともよろしくお願いします🙇♀️