川田(かわた)八幡神社は吉野川市山川町にある神社。修験道の道場として知られる高越山のふもとにあり、川田地区ではいちばん大規模な神社で、昔から崇敬されています👏
ふだんは社務所も無人で授与品などはありませんが、年に数回だけ祭礼のときに特別に御朱印がいただけます!今までにいただいた御朱印もご紹介します😆
川田八幡神社へのアクセス
「忠義堂(ちゅうぎどう)人形店」がある丁字路の信号で曲がるとわかりやすいかも。道なりにまっすぐ行くと右手に参道の鳥居が見えます。最後のほうの分岐点で『これどっち?』と一瞬迷いますが、左へ進んでください。
川田八幡神社の駐車場
専用の駐車場はありませんが参道は道幅がかなり広いので、民家の前を避ける&通行の邪魔にならない位置であれば参拝の間の短時間なら駐車できます。
境内にもそのまま車で上がれる感じでした。
公共交通機関でのアクセス
最寄駅からやや距離があるので、車で行くのがおすすめです。
・JR徳島線山川駅から2.1km
川田八幡神社の御朱印
川田八幡神社はふだん社務所が無人で、通常は御朱印をいただくことはできません。祭礼のときのみ限定御朱印がある場合があります。神社の公式インスタグラムやFacebookなどで告知されるので要チェック!
▼公式Facebook▼
▼公式インスタグラム▼
2019年夏詣の御朱印
初めての御朱印は2019年7月の夏詣の時期で、このときは50体限定で書置きのみでした。徳島新聞などで取り上げられたそうですが、チェックしておらず翌日に知りました。時すでに遅し。
2019年秋祭りの御朱印
2019年10月22日の秋祭り御朱印は御朱印帳に浄書していただけました。即位礼と重なったからか、右側には「奉祝」の文字があります。
秋祭りの1か月前くらいからインスタ等で御朱印の頒布があると告知があり、1週間前にデザインが発表されました。
2020年お正月の御朱印
2020年のお正月は三が日に100体限定の授与、初穂料は500円です。今回は書置きのみでした。真ん中には金色で干支の「子」と書かれています。
拝殿前に「御朱印」と書かれた大きな箱があり、初穂料を投入するお賽銭箱もありましたが、中を見ると見本の1枚しかない感じ…??
セルフなのかが微妙にわからず、結局巫女さんに聞いて拝受。巫女さんがめっちゃ笑顔がかわいい美少女で、元旦から眼福でした。おっさんだと完全にアウトな感想ですが、ババアなのでセーフ。
限定御朱印のページ作りました
川田八幡神社の御朱印は定期的に授与されるので、以降はこちらのページで情報をまとめていきます。最新の御朱印スケジュールや実際にいただいた御朱印などはこちらをご参照ください。
川田八幡神社の社務所受付時間
祭礼時の特別御朱印の授与時間は今までの2回はそれぞれ違いました。次回以降の参考までに。
- 夏詣→15:00~20:00
- 秋祭り→10:00~16:00
社殿に授与所の窓口のような場所があり、お正月などはそこでお札やお守りの授与をしている感じでした。
川田八幡神社について
境内に由緒書きなどがなく、詳細は不明なのでWikipediaから。
創建年は不詳。古くから忌部氏の守護神として信仰され、嵯峨天皇が御祈願所として1189年(文治5年)に頼朝の命で再興されたという記録がある。また、1197年(建久8年)に本殿上棟の棟札をはじめ、多くの棟札がある。
(Wikipedia川田八幡神社より引用)
1189年に再興されたことから少なくとも800年以上前には存在していて、嵯峨天皇の祈願所だったことからかなり格の高い神社だったと考えられます。
讃岐の戦国武将・川田氏の崇敬が篤く、香川県高松市の岩部八幡神社も川田氏が川田八幡神社の分霊を勧請しています。
高知県にも川田景村が勧請したという「川田八幡神社」があり、分霊当時に植えた杉が現在も残っていて「川田八幡様の杉」と呼ばれているとか。こちらはいまいち場所がはっきりわかりませんでした🤔
川田八幡神社の御祭神
川田八幡神社の御祭神は誉田別命(ホンダワケノミコト、応神天皇)、足仲彦命(タラシナカツヒコノミコト、仲哀天皇)・息長足姫命(オキナガタラシヒメノミコト、神功皇后)の3柱。わりとスタンダードな八幡神です。
古くは忌部氏の守護神として「三女神」を祀っていたといわれ、八幡神は後からお祀りされるようになったもの。
川田八幡神社の見どころ
川田八幡神社で個人的に気になる&おすすめの見どころを写真つきでご紹介します!参拝される前にチェックして参考になさってくださいね。
長い参道
川田八幡神社の参道、めちゃめちゃ長い。これが一の鳥居と思われます。
反対側のつきあたりにはJAと高越小学校があり、周辺は狭い道路に沿ってぎっしりと家が並ぶ住宅街で、この参道あたりだけが開けています。川田八幡神社が集落の中心、という感じでした👏
秋祭りではこの長い参道に沿ってたくさんの露店が並んでいて、昔から「川田市」と呼ばれる盛大な市だったそうです。
民家と民家の間には注連柱っぽいものがありました。柱の側面には「高越山」と書かれているので、ここが高越山への登山口なのかも。
川田八幡神社のもう少し先には四国三十六不動霊場第9番札所明王院があり、明王院の境内脇にも高越山への登山口があるとか。
鳥居から石段までは200mくらい、参道はまだまだ続くよ!
地神塔と庚申さん
階段のちょっと手前には石でできた謎の物体とともに庚申さん(右から2番目)と地神塔(右)が並んでいました。どちらも徳島ではよく見かけるものです。
そびえる階段
前に立つとかなりの圧迫感がある石段。段数は50段くらいでそれほどでもないですが、ものすごい急角度です。秋祭りでは太鼓屋台をかついだ氏子の男性たちがこの階段を駆け上がり、大迫力です。
上から見るとちょっと怖い。
狛犬
階段を上がったところに狛犬。阿形は顔にヒビが入ってちょっとかわいそうな姿ですが、秋祭りに向けてピカピカに洗浄されたのでコケや汚れが一切なく、とてもきれいでした。お顔まわりの巻き毛がかわいいですね。
手水舎
手水舎は蛇口タイプで、ステンレス製の新しいひしゃくが備えられていました。年代は読み取れませんでしたが、この水鉢はかなり古そうです。
手水舎の周りには奉納された灯籠やベンチ、絵馬掛けが並んでいます。
かわいらしい松ぼっくりがいくつかぶら下がっていました。
蜻蛉型の社殿
川田八幡神社の社殿は向拝、拝殿、幣殿、本殿がトンボ型に配置されていて、徳島ではとても珍しい様式です。地上から見るとイメージしにくいですが、高知県の若宮八幡宮のような「出蜻蛉方式」と思われます。
拝殿の部分がトンボの羽根、頭が向拝、幣殿と本殿が胴体にあたります。こちらが本殿、本殿の奥には忌部氏にゆかりがある早雲家のお墓と古そうな石の祠が並んでいました。雨で足元が悪かったので、あまり奥には近づけず。
この大きな注連縄は毎年年末につけかえられているそうです。向拝は豪華な彫刻などはなくシンプルですが、3つ並んだ巴紋がかわいい。
境内社
川田八幡神社には境内社が3社あります。
拝殿に向かって右側に鎮座する「神明社」には天照大神(アマテラスオオミカミ)がお祀りされています。
拝殿に向かって左側に鎮座する「春日神社」には天児屋根命(アメノコヤネノミコト)がお祀りされています。
拝殿の左手前に鎮座する「愛宕神社」には軻遇突智命(カグツチノミコト)がお祀りされています。
”映える”スポットあります!
境内には「HACHIMAN」というカラフルなアルファベットのモニュメントがあり、完全にインスタ映えスポットです✨
都会の観光地やおしゃれスポットによくあるやつ、我が徳島にもついに出現しました🙋♀️参拝したときも、地元の方と思われる若い男性が写真を撮りにきていました。
祭礼のときに特別御朱印の授与を始めたのも、にぎわい創出のために吉野川市の若手有志が考えたそうです。歴史ある神社にこんなフォトスポットができたのも、新しい試みでおもしろいのでは😆
川田八幡神社は地域の方にはとても親しまれていますが、徳島県内全域では残念ながらそれほど知名度がないかもしれません。ですが、こうした取り組みから神社の知名度アップや地域の魅力度アップにつながればいいですよね。
まとめ
川田八幡神社は少なくとも800年以上の歴史があり、古くは忌部氏の守護神として崇敬されていました。山川町川田地区では最大規模の神社で、勇壮な秋祭りは県内でも有数でとてもにぎわいます。
ふだんは無人なので御朱印はいただけませんが、祭礼などで特別に御朱印の授与があることも。吉野川市の若手有志たちが地域を盛り上げようと、今まで授与がなかった御朱印の企画をしたり、境内にモニュメントを設置したりと頑張っています。
次回の御朱印はいつになるかは未定ですが、限定御朱印情報については公式Facebookやインスタグラムをチェックしてくださいね。